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ATOM搭載の超小型ベアボーン

Intelの省電力CPUであるATOMを搭載し、昨年6月に発売になった超小型のベアボーンであるCompuLabの「fit-PC2」の改良版が発売になっているらしい。
製品名は「CompuLab fit-PC2i」で、改良されたのはLANインターフェイスが1000BASE-T×2系統となったことと、シリアルインターフェイスが搭載されたこと。
LANインターフェイスが増えた分背面のUSBポートの数が4→2へ減少しているのは少々残念なところ。
元々の製品が超小型でCPU(ATOM Z530)及びメモリ(DDR2-533 1G 増設不可)搭載済みで、2.5インチのHDDorSSDを搭載すればPCとして使用可能という製品だったが、今回LANが1系統追加されたことでルーターとしての利用も出来るようにもなったと思う。
単なるルーターなら出来合いの製品の方が安いし簡単だが、複雑なルーティングやパケットフィルタリングをさせようとすると、一般的に売られているルーターでは難しいので、この製品にLinuxをインストールしてルーターとしたほうが使いやすいかも。
#いや、CISCOやJuniperの製品も選択肢としてはあるだろうけど(汗)。
まぁ外部接続用のルーターとしなくても2つのネットワークに接続できるので、単にネットワークを2つに分けたい時に簡易的なルーターとして使うことも出来るし、両方のネットワークからアクセスできるファイルサーバを構築することも出来る。

この製品の最大の特徴は高負荷時でも僅か8Wという省電力性能で(実際にはストレージも電力を消費するのでもう少々多い)、この省電力製&低発熱性を活かしていろいろな使い道が考えられると思う。
なお、メーカーサイトの製品情報によればメモリは最大2Gまで搭載可能との事だが、今回販売されているのは1Gの仕様のものらしい。
正直メモリが1GではWindows7を動作させるには少々不足だと思うので、2G仕様の製品が販売されれば良いと思う。
ディスプレイ出力がDVIのみでアナログVGAが無く、注意が必要な点は「fit-PC2」と同じ。

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