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「Athlon 5150」の殻割り

先日AMDから新しいプラットフォーム「AM1」のAPU「Athlon」及び「Sempron」が発売になったが、インプレスのサイトで早速殻割りした様子が公開されている。
その写真を見る限りではヒートスプレッダの固定部分は基板上のチップと少し離れているので、殻割りの難易度は多少低いように思える。
またコアとヒートスプレッダの間に塗布されているのはグリスだということも判る。
これはTDPが35Wと低いので安価なグリスで充分と言うことなのだろう。

それにしても件の記事は本当に殻割りをしているだけで、その他のこと(動作検証等)に関しては一切書かれていない。
潔いといえばそうなんだけど、もうちょっと書くこと無かったのかなぁ?(汗)

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Athlon&Sempronブランドが復活!しかも安い!

AMDからKabiniコアながらソケットに対応したAPUが発売になった。
発売になったのはAthlon 5350/5150、Sempron 3850/2650の4種類で、ブランド名として懐かしいAthlon&Sempronが採用された。
Athlonの名称はプラットホームがソケット7からスロットAに移行した際に登場し、Sempronはその後Athlonの下位にあたるDuronに代わる名称として登場したもの。
古くからのAMDユーザーならどちらかは間違いなく使ったことがあると思う。

今回発売になったAthlon 5350/5150、Sempron 3850/2650はAPUなのでグラフィックスコアを内蔵しているのはもちろん、SoCなのでチップセットも内蔵している。
そのため対応マザーボードにはチップセットが搭載されておらず、写真でしか見ていないがmini-ITXマザーでも比較的レイアウトに余裕があるように見える。
また価格も安目で、APUが3千円台半ば(Sempron 2650)から6千円強(Athlon 5350)、マザーボードが4千円強から7千円台程度で、安い組み合わせならAPUとマザーボードで7千円台で手に入れることも可能だ(価格は全て税抜き)。
対応メモリはDDR3-1600(Sempron 2650のみDDR3-1333)のシングルチャネルで、今回発売になっているマザーボードはデスクトップ用のDIMMモジュールを使用することになっている。
またAsRockの「AM1H-ITX」「AM1B-ITX」はmini-ITXながらもSATAコネクタを4基搭載しているのは魅力的(他の製品はAPU標準の2基のみ)。

APUのTDPは全モデルで25Wなので低消費電力を活かして常時稼動用のPCを安く組むのに良いかも?
ただAPUに付属のCPUクーラーは5cmファンを搭載した空冷のタイプなので音に関しては少々残念かも。
そのCPUクーラーはAMDのソケットしては珍しく(もしかして初?)マザーボードへ直接固定するタイプとなり、今までのクーラーとは互換性が無い。
今後AM1対応の静音クーラーが発売されることを期待したい。

APUとしては元々下位に位置するものなので高いパフォーマンスは期待できないが、それでもベンチマークの結果等をみるとWEBサーフィンや動画再生程度なら問題無くこなせる程度のパフォーマンスはありそう。
常時稼動用のサーバー以外でも軽い処理をさせる程度のPC用にしても良いくらいかもしれない。
ウチでもD510ベースのPCの置き換え用に考えても良いかも?

MSI AM1I Socket AM1対応Mini ITXマザーボード 日本正規代理店品 MB2087 AM1I
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