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零戦32型の完成が近い

アメリカのMILITARY AVIATION MUSEUMでレストア(実際にはリバースエンジニアリングでの新造)している旧日本海軍の零式艦上戦闘機の完成が近いと発表されている。
しかも生産機数が零戦全体の4%にも満たず現存機が世界でも1機しか無い(福岡県筑前町立大刀洗平和記念館)と思われる32型(A6M3)。
新造機ということで、機体は実物を忠実に再現してるようだけど、発動機(エンジン)はオリジナルの栄二一型は入手困難なのでアメリカのP&W製を搭載し飛行可能にするという。
飛行可能となれば世界で唯一の機体ということになる。

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まだ”ゼロ戦”って呼ぶメディアがあるのか・・・

三菱航空機の「スペースジェット」(旧称MRJ)の開発凍結に関する記事の中に”零式艦上戦闘機(ゼロ戦)”という表記があった。
三菱零式艦上戦闘機の略称は”零戦(れいせん)”であり、”ゼロ戦”という呼称は存在しない。
そもそも”ゼロ”という言葉は英語の”Zero”から来ているものであって旧海軍が英語の呼称を採用するわけは無いのにマスコミは未だに理解していないようだ。
言葉の意味を理解して記事を書いて欲しいよ。

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「零戦売ります!」だそうで

オーストラリア在住の日本人実業家が、所有している「海軍零式艦上戦闘機22型」の売り先を探してる。
昭和17年に製造され、南方に送られ米軍の攻撃により地上で飛行不能にされ、そのまま戦後まで放置されていたのが見つかりアメリカに運ばれ、その後ロシアで10年かけてレストアされた機体。
飛行可能な状態にレストアされたがエンジンはオリジナルの栄二一型ではなく、サイズと出力がほぼ同じP&WのR-1830を搭載しているため、機種周りが微妙にオリジナルと異なっている。
先だって現所有者が購入し日本での飛行を可能にし、レッドブルエアレースで東京湾上空を日本人パイロットの手で飛行させている。
ただ、年間の維持管理に2,000万円ほど(保険料1,000万円、その他駐機費用、整備費用等が必要)掛かるために所有者が金銭的に限界を感じて売りに出したとのこと。
海外からの引き合いはあるということだが、日本人による技術や文化の継承を目指したいということで、国内で飛行可能な状態で保有してくれる日本人に売りたいらしい。
購入時の価格は3億5千万円だったそうだが、今回は4億円からの交渉ということだ。
世界中でも4機しかない飛行可能な零戦、どなたかいかが?

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