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三線軌条

鉄道の線路の幅(レール間)にはいくつかの種類があるが、日本で一番沢山路線を保有するJR各社が採用しているのは軌間距離が1067mmの狭軌。
JRでは新幹線のみが1435mmの標準軌を採用しているが、民鉄の中にはこの標準軌を採用している会社も少なくない(中には両方の線路を保有している会社もあるが)。
軌間距離が異なると車両の乗り入れが出来ないが、ごく一部の区間ではレールを3本敷設した三線軌条にして両方の車両が通ることが出来るようにしたところもある。
北海道と本州を結ぶ青函トンネルを含む80Kmほどの区間でもこの三線軌条を採用し、新幹線と貨物列車の両方の運転ができるようになっている。
ただし、この区間は電源の電圧が新幹線用の25KVで在来線の20KVよりも高いので、貨物列車をけん引する機関車はこの電圧に対応して新開発された。
この区間の他にも秋田新幹線と奥羽本線の一部が三線軌条になっているらしく、私は昨年東北に旅行に行った際に乗って来ている。
青函トンネルのほうは知っていたので注意して線路を見ていたけど、秋田新幹線のほうは気付かなかったなぁ(汗)。
秋田駅周辺で撮った写真にもそれらしい線路は写っていなかったな。

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