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ブッガティヴェイロンが400台を販売、残りは50台

2006年からデリバリーが開始され「最も速い市販車」としてギネスブックにも登録されている(ならびに100台以上生産された乗用車としては最も高価な)フランスのスーパーカー「ブッガティ ヴェイロン」の累計販売台数が400台に達したと発表された。
生産予定台数は450台なので、あと50台で「完売」となるが、既にクローズドボディの「クーペ」は2011年8月までに300台の予定台数を販売しており完売となっている。
残る50台は150台生産される予定のタルガトップの「グランスポーツ」で、こちらも既に100台が販売されたとのこと。
「ブガッティ ヴェイロン」は排気量8LのW16型エンジンに4基のターボチャージャーを装備し、ノーマルモデルの最高出力は1001PS(736KW)にも達し、高性能版である「クーペ スーパースポーツ」(日本での販売価格は2億8900万円、販売終了)及び「グランスポーツ・ヴィテッセ」(2億5570万円)はさらに出力が上げられ1200PS(882KW)に達する。
これは第二次世界大戦中のイギリス空軍の主力戦闘機「スーパーマリン スピットファイア」の初期型(Mk.1,Mk.1a,MK.1b)が搭載していたロールスロイス「マーリン」エンジン(マーリンMk. II)の出力(1,030hp(768 kW))をも上回る。
マーリンMk. IIエンジンはOHC4バルブV型12気筒でスーパーチャージャーを装備し、排気量はなんと27L(正確には1,648.96キュービックインチ)もあり重さも600Kgを超える。
テクノロジーの進歩といえばそれまでだけど、飛行機並みの出力を1/3以下の排気量のエンジンで出してしまうとはねぇ(笑)。
尤も「マーリン」エンジンはスーパーチャージャーの改良等で後のモデル(マーリン66)では出力を上げられ、高オクタン価燃料を使用し過給圧を上げた高出力タイプでは2,000hp(1,481KW)となっているので、決して負けているわけでは無い。

話が逸れたけど、ノーマルエンジンの「グランスポーツ」でも日本での価格が2億1970万円もする車が400台も売れているってお金持ちが多いのね・・・

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