海外のカメラ系情報サイトに有償ファームウェアアップデートは許せないという意見記事が掲載されている。
そこには「ユーザーは最初に少なくない金額を払ってメーカーに忠誠を誓うのだからアップデートは無償で無ければいけない」という意見が書かれているが、これは完全に的外れと言わざるを得ない。
今のカメラは動作させるためのソフトウェアが必須で、ソフトが無ければ基本機能さえ動作しない。
なので、購入時に払うお金の中にはソフトウェアの開発費も含まれている。
ソフトウェアの開発や保守には多額の費用が必要なので、不具合対策以外の機能拡張等のアップデートが有償になるのは当たり前だ。
PCでも20年前はソフトはおまけだと考えていて、ソフトにお金を払うことの意味を理解できない人が沢山いたが、先の記事を書いた人もその類の人なのだろう。
#昔はPCにはOSは入っておらず、ハードウェアとは別にお金を払ってOS(MS-DOS、Windows、OS/2等)を購入し、自分の手でインストールをするのが当たり前だった。
#PCにOSが入って売られるようになったのはWindows3.1の頃からで、後継のWindows95の発売以降は当たり前になったが、そのWindows95だって一種のソフトウェアとしてパッケージ販売されていた(現在でもWindows11が単品で販売されている)。
現在のデジタルカメラはソフトウェアで静止画の撮影だけでは無く、動画の撮影も可能になっていて、これは昔のフィルムカメラでは考えられなかったことだ(動画を撮りたい人はそれようのカメラである8mmや16mmのカメラとフィルムを買うしか無かった)。
また、昨今のデジタルカメラはファームウェアのアップデートで新機能を使えるようになることがあるが、それらの機能を必要としないユーザーも多数存在する。
例えば動画を撮らない人にとっては動画機能のアップデートは全く必要ないが、そのためにお金を払う必要は無いと考える。
なので、そのような機能拡張のためのアップデートは有償で、基本機能に関する不具合対策は無償で行うのが良いと思う。
