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「セラ」とは懐かしい

午前中に車で移動していたら懐かしい車が前を横切った。
それはトヨタの「セラ」という車で、国産車としては珍しいバタフライドアを備えている(よく”ガルウイングドア”と言われるが正しくない)。
というか、売りはそれだけ(笑)。
世の中がスーパーカーブームで浮かれていたのは「セラ」がデビューした1990年よりもずっと前の1970年代後半で、有名な”ランボルギーニ・カウンタック”や”ベンツ300SL”等には”ガルウイングドア”(カウンタックは”シザードア”だが)が採用されスーパーカーのステータスのようになっていた。
国産車ではこの手のドアを採用した量産車はこの「セラ」が初めてで、私もデビューの時には驚いたのを覚えている。
私の友人が若いころに買って乗っていたが、見ての通りグラストップで頭上までガラスなので日当たりが非常に良く、”走る植物園”などと言われるほど車内の温度は上がりやすかったとのこと。
またリアシートが小さいので、大人がリアシートに座るのは結構厳しい(友人には既に子供がいたが、当時はまだ小さかったしチャイルドシート装着義務は無かったのでなんとかなっていたのだろう)。

総生産台数はおよそ1万6千台(wikipedia)とのことで、販売終了から20年以上も経過していることもあって中古車市場でもタマ数は少なく、状態が良好であれば100万円以上の価格が付けられている。
私も一度持ってみたかったな(汗)。

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