三菱は「アウトランダ―」が販売好調

続けて車ネタをもう一つ。

三菱の「アウトランダー」がフロントマスクを中心とした比較的大規模な一部改良を受けたのが今年の6月。
発売翌月となる7月にはガソリンモデルが397台、PHEVが2,383台でともに対前年同月比で4倍前後を売り上げた。
特にPHEVの2,383台という販売台数は同社の中では軽自動車(ekワゴン、ekスペース)を含めても最多で、「ek」シリーズ2車種の合計2,685台(「ekワゴン」1,322台、「ekスペース」1,363台)よりに肉薄する(ガソリンエンジンモデルを含めると2,780台で逆転する)。
発売後にバッテリーの製造上のトラブルが発覚してしばらくは販売出来ず、再開後も低迷していたところに一部変更での販売回復は同社にとってもディーラーにとっても福音だろう。
とはいえ同社の販売する車で他に7月に4桁売れたのはミニバンの「デリカD:5」(1,129台)だけというのは寂しいところ。
「プラウディア(日産「フーガ」のOEM)」や「ディグニティ(同じく日産「シーマ」のOEM)」の一桁(6台と1台)は仕方が無いにしても、コンパクトカーの「ミラージュ」や小型SUVの「RVR」辺りにはもっと売れて貰いたい筈。
ただ、それらのモデルにはそれほど魅力的な点が無いのも確かなので、次期モデルにはこれらの車種にも「これ!」と言った特徴というか強いセールスポイントを感じさせてくれないものかな?
とはいえハイブリッド(「アウトランダー」のPHEVのシステムは除く)や小型ターボエンジンといった最近の流れに乗ったメカニズムが無いのは痛いところ。
三菱自慢の「クリーンディーゼル」は「パジェロ」や「デリカD:5」に搭載しているのがあるけど、マツダのように小型化して乗用車に載せるわけでもないから台数は稼げないなぁ。

現在は日産との合弁会社である「NMKV」で共同開発した軽自動車がそこそこ売れているので、製造している三菱としても助かっているんだろうけど、日産が軽自動車の独自開発を始めて業務提携を解除してしまったらどうするんだろう?

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