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道の駅で自動運転の実証試験

国土交通省は道の駅を基点とした自動運転車運行システムの実証試験を開始した。
既に栃木県の西方町の道の駅「にしかた」で試験を実施し終えた。
今後は全国13の道の駅で同様の試験を行うとしており、その中には北海道の大樹町にある道の駅「コスモール大樹」も対象となっている。
栃木県での試験に使われた車両は「Robot Shuttle」(ロボットシャトル)というもので、一部の報道では”DeNAの車両”となっていていかにもDeNAが開発した車両のように書かれているが、実際にはフランスのEasyMileがDeNAと共同で開発し、製造もEasyMileで行われた車両。
なんでちゃんと書かないでわざわざ誤認識を誘うような書き方をするんだろうなぁ、、、”嘘ではないけど正しくも無い”ことは書かないで欲しい。
だからマスゴミって呼ばれるのに・・・

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スバルが自動運転用の試験場を設置予定

自動車メーカーのスバルが自動運転車用の試験場を北海道に開設すると発表している。
設置するのは美深町仁宇布にあるスバル北海道美深試験場内。

自動運転に関してが日産がミニバンの「セレナ」に高速道路単一車線限定ながら運転者の操作なしに走行可能な”プロパイロット”搭載している。
日産は今後も搭載車種を増やすとしていて、今後は他社も追随すると考えられている。
スバルも2020年の発表を目指して開発中ということで、実際の走行試験用のコースを新設することにした。
場所は仁宇布の集落近くで、旧国鉄の美幸線の仁宇布駅跡に作られたトロッコ王国からも近い。
開発拠点から遠い北海道の田舎に作るのは、やはり雪道への対応だろう。
北海道の積雪時では道路表示(センターラインや車線境界線等)が見えないのが当たり前で、除雪が比較的行き届いている高速道路ですら降雪時には見えないことがよくある。
また路面には積雪が無くても、降雪時には視界が悪化するのでその影響を受けないシステムを作り上げるのも大切。
スバルの”アイサイト”は国内でもトップの性能を誇るが、それが雪道に対しても安定した性能を発揮できるようになるのか?

人間の目でも道路がどこにあるのか判別できないような状況でカメラの目で判別できるのかなぁ?
雪の積もらない地域の人には想像できないかもしれないが、積雪時は道路であってもなにが路上にあるか油断が出来ないことがよくある。
風の強い地域だと吹き溜まりが出来やすいし、除雪車がよけた雪が道路の端に積み重なって歩道が見えないなんてのは良くある話。
そういった状況で自動運転が可能なのだろうか?

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自動運転付きが7割

日産が昨日発表・発売したミニバン「セレナ」の新型の受注が好調のようだ。
発表前から販売店では予約を受け付けていて、新モデルのウリの一つである自動運転技術「プロパイロット」装着比率が7割にも達しているそうだ。
”自動運転”と銘打ってはいるが、高速道路上の単一車線内での車線維持と前車追従の速度調節の組み合わせで、決して人間の操作が必要無いと言うわけでは無い。
それでも国内初、ミニバンとしては世界初の技術ということで、日産はTVCM等で派手な広報活動をしている。
たしかに渋滞時等には便利なシステムであることは認めるに吝かでは無いが、政府の言う”自動運転”のレベル的にはまだまだ”2”の段階(完全自動運転は”4”)。
車線の認識も単眼カメラによるものなので、雪国等では除雪がちゃんとされていないと動作しない可能性が高い(高速道路は一般道よりも除雪体制がしっかりしているが、それでも車線が見えない時が結構ある)。
とはいえ、こんな”特殊事情”がある土地の住人は全国的に見ても少数派なので、大都会圏に住む多数の人にとっては考慮する必要が無いわけだ。
そんな人たちにとってはとてもありがたいシステムと見えるからこそこれだけの受注があるのだろうなぁ。
ただ、いくら車が自動でハンドル・ブレーキ・アクセルを操作すると言っても、運転者が何もしないで良いと言うわけでは無いということを忘れないで欲しいなぁ。

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自動運転車が1年以内に発売に・・・

一昨日(5/12)の日産の社長会見で、2016年度中に”自動運転システム”を搭載した乗用車を発売するとの発表があった。
”自動運転システム”と言ってもSFにあるような車に目的地をセットすると自動的にそこまで運んで貰えるというようなものではなく、高速道路の単一車線においてのみ機能する限定的なものだが、ハンドルもアクセルもブレーキも操作しないで車が走行するというもの。
これは現在でも一部の車に搭載されている”前車追従式クルーズコントロール”・”レーンキープアシスト”等を組み合わせてさらに進めて、一度セットすると渋滞だろうがなんだろうが人間が動作をキャンセルするまで自動で運転してくれるというもの。
このシステムを搭載する車種は明らかにされなかったが、事前に流れていた情報ではフルモデルチェンジが予定されている「セレナ」らしい。
きちんと動作してくれれば遠出をする時に重宝しそうなシステムだなぁ、でも冬季間は車線の判定が難しいから役に立たないかな?
あと気になるのは、このシステムに運転操作を任せっぱなしで運転車が寝てしまわないかな?ということ。
万が一の時のために運転車はいつでもハンドルを握る準備が出来ていなければならないから、寝るなんて論外なんだけど操作しなくて良くなると眠くなるよねぇ・・・
どうやって防ぐつもりなんだろう?

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こんな条約があったとは・・・

最近日産のCMで矢沢永吉が「リーフ」の運転席に乗っていながらハンドルを放して「やっちゃえ日産」と言うのが放映されていた。
自動運転を含めた技術の広告なのだろうが、実際に自動運転の車両を使っての撮影だったのだろうか。

で、この「自動運転」を普及させるには技術的・社会的な障害がまだまだあるが、その中でも法的な障壁が高いと思われている。
日本は意外とこの障壁が低いそうで、実際にトヨタ日産ホンダの各社が実際にナンバーを取得した自動運転車を公道で走らせている。
実際の普及に向けてはまだまだ改善すべき点が沢山あるのだろうが、実はここに国際条約が絡んでくる。
現在日本も批准している道路交通条約(ジュネーブ条約)では、車両には運転者がいなければならないと規定されていて、また国連での国際基準では10km/h以上での自動ハンドル操作は禁止されている。
つまりこの条約や国際基準を改正しなければSF等で見かける”ロボット自動車”の実現どころか、現在の技術でも可能な自動運転の国際的な普及は出来ないと言うことで、現在は各国が独自に基準を緩和して実験を認めていると言うことだ。
それにしてもこんな国際条約や国際基準が存在していたなんてねぇ、、、

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無人運転技術もここまで進化してきたか・・・

ドイツのアウディが10/19に自動運転のデモンストレーションを公開すると発表している。
会場はホッケンハイムリンクで、同社の「RS7」に自動運転装置を組み込んだ実験車両で行われる予定。
この実験車両はコース内を最高速度240Km/hで走行することが可能とのこと。
このデモンストレーションの様子は日本時間の同日19時45分から
https://audimedia.tv/en
で配信されるとのことで、既に助手席に人を乗せて無人運転で走行する様子を収めた動画が公開されている。

自動運転技術がここまで進んでいたとはねぇ、、、高速道路に限ってなら既に実用域に入っているなぁ。
問題は市街地(特に狭い路地等歩行者と車が混在しているような道路等)での信頼性と、法整備だろうなぁ、、、
それと万が一自動運転中に事故を起こした場合の責任の所在か。

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