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密度が極めて小さい惑星「TOI-1420b」

太陽系以外にも惑星が見つかっており、その数は5,000個を超えてなおも増えつつある。
その系外惑星発見のために打ち上げられたNASAの「TESS」によって観測されたデータ(直径)とロケ・デ・ロス・ムチャーチョス天文台に設置されている視線速度分光器「HARPS-N」よって推定された質量を基に密度を計算すると非常に小さいことが判明した惑星がある。
その惑星はケフェウス座の方角およそ660光年離れたところにあるG型主系列星「TOI-1420」を6.96日で公転する「TOI-1420b」という惑星。
計算で求められた密度の推定値は僅か0.082±0.015g/cm3。
太陽系の惑星で最も密度が小さい土星の密度が0.687g/cm3なので、その1/8程度しか無く、地球上の物質で例えると低密度の発泡スチロール程度となるそうだ。
この惑星は大部分がガスで構成されていて、その割合は82%にも及ぶと推測されているが、中心部には地球4個分ほどの質量の核が存在するとも推測されている。
こんなに密度が小さい理由は、主成分がガスであることに加え、主星からの距離が1,100万キロ程度と非常に近く表面温度が摂氏680度と高温となり星全体が膨張しているためと言われている。
SF小説等では中身がスカスカの天体が登場することもあるが、実際にこんな惑星が見つかるなんて宇宙にはまだまだ面白そうなことがあるんだね。

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5000個を超えていた

NASAが現地時間の3/21に太陽系外惑星アーカイブ(NASA Exoplanet Archive)に登録されている確認済み系外惑星の数が5,005個であることを発表した。
その昔(と言っても僅か30年前まで)は太陽系以外に惑星は発見されていなかったが、1992年にパルサーを公転する2個の惑星が発見され、その2年後に3個目(同じパルサーを公転する惑星)が発見された。
この3個の惑星はパルサーが発する電波の周期が僅かに”ブレる”ことを利用して発見された。
その後1995年に初めて”恒星を公転する惑星”である4個目(「ペガスス座51番星b」)が発見されると次第に発見される数が増え、2000年には30個を超えた。
21世紀に入ってからは格段に発見数が増えて今年入って遂に5,000個を超えたということだ。
中には地球と同様に”ハビタブルゾーン”(温度的に液体の水が存在する範囲)にあるとみられる系外惑星も複数発見されている。
もしかするとそれらの惑星上で生命の素となる物質(分子や化合物)が発見されるのもそう遠いことでは無いのかも?

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NASAの重大発表

アメリカ航空宇宙局(NASA)は日本時間の今日未明、記者会見を開き系外惑星に関する新事実を発表した。
発表によると水瓶座に見つかった恒星”TRAPPIST-1”は7個の惑星を持ち、その全てに濃密な大気圏と水が存在する可能性が高いということだ。
また7個の惑星全てが地球型とみられ、大きさは地球の0.7倍から1.08倍、質量は0.41倍から1.38倍で密度は地球と同程度か少し低い程度。
これは岩石型で海洋を持つとみられることを示しているとか。
生命の発生及び進化に関して重要なファクターとなる気温も内側の二つ以外は平均気温が0度前後ないしはマイナス20度から30度程度とみられ、表面の気候は地球もしくは火星に似ているだろうとのこと。
これらのことからNASAでは今後10年以内に地球外生命体の存在に関する”信憑性のある報告”を聞くことが出来るであろうとのことだ。

まるでSFのような話だけど、現実に見つかったら凄いことになるだろうな。

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NASAがもうすぐなにかを発表するらしい

アメリカ航空宇宙局(NASA)は「系外惑星での新たな発見について」米東部標準時2/22午後1時(日本時間2/23午前3時)に記者会見を開いて発表すると予告した。
具体的な内容は未知だが、これまでいくつかの予想を的中させている人が出席者の顔ぶれから「生命の維持が可能な大気組成を持つ系外惑星が見つかった」と言うものではないかと予想している。
さらに大気組成だけでなく温度も生命の維持に適している範囲であるという可能性も考えられるとのこと。
うーん、明日の朝にはこれがトップニュースになっている可能性もありそうだな。
起きたらすぐにチェックしてみよう。

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NASAが地球型惑星を確認!

NASAの発表によればケプラー宇宙望遠鏡で地球に似た惑星を初めて確認したとのこと。
確認したのは地球から600光年離れたケプラー22bという惑星で、大きさは地球の約2.4倍で表面の温度はセ氏22度で液体の水が存在する可能性があるという。
惑星に生命が存在するには恒星からの距離が液体の水が存在できるように適度に離れていなければならず、このケプラー22bは理想的な距離にあるということだ。
温度が適切で水の存在の可能性が高いこの惑星には生命の存在の可能性があるという。

600光年と言うと光の速さでも片道600年かかるわけだが、惑星の歴史において600年というのは一瞬に過ぎない。
もし知的生命体が発生していたとしても、どれくらい前に発生していたかで文明(と呼べるものがあるとすれば)のレベルが違うと思われる。
地球の場合は科学技術が大きく発展したのはせいぜいこの150年程度なので、ケプラー22bに知的生命体が存在したとしてもコンタクトが取れるとは思えない。
そもそも信号が往復するためには1200年もの時間が必要なので、両惑星での文明レベルが同じだとすると(同じだとする根拠は皆無だが)直接のコンタクトは取れないだろう。
少なくともFTL通信の技術が確立された状態で無ければコンタクトするのは不可能だろう。
それでも夢のある話だよなぁー。

話は逸れるがヤマトがイスカンダルに向かった際に一度のワープで跳躍するのは1200光年とのことだったので、これなら1回のワープで行くことが出来る計算になる。
「エクセリヲン」とか「エルトリウム」とかがあればもっと簡単に行けるのかも(笑)。
「ラブリーエンゼル」とか「ミネルバ」のような小型船でもワープ機関が搭載されていればOKだな(爆)。
ワープ機関でなくても「イナーシャレス・ドライブ(無慣性駆動)」を実用化してもよいことになるけど、ワープ機関とどっちが先に実用化されるのかな?
C62の48号車もしくは50号車に牽引される列車でも行けるかも?と思ったが、そのためには銀河鉄道株式会社に新規路線を開設して貰わなくてはならないだろうな(笑)。

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