More from: 小型月着陸実証機

SLIMがまたも”覚醒”

JAXAの小型月着陸実証機「SLIM」が昨夜起動し管制センターとの通信が復旧したと発表された。
着陸してから3度目の夜を超えたことになる。
元々夜を超える運用は想定されておらず、(昼夜の温度差による損傷に対し)意外と頑丈なことが証明され続けているんだけど、反面運用にかかる費用が予定を超えているということにもなるなぁ(汗)。
今後送り込む探査機等の設計に影響がありそうだ。

←クリックしてくれると嬉しいです。

「SLIM」が再び目覚めた!

JAXAが運用する小型月着陸実証機「SLIM」が二度目の夜を超え、新たな写真を地球に送信することに成功したと発表された。
「SLIM」は月面着陸時にメインエンジンの片方のノズルが脱落したために予定の姿勢を取れずにひっくり返った姿勢となり、本来は上面に向くべき背面の太陽電池パネルを西に向けた状態になっている。
そのため月面での日の入り前の数日間のみ稼働可能となっている。
元々夜の低温に耐えられるような設計になっておらず、先月の終わりに再起動が確認されたことですら奇跡的と言われたが、二度目の夜も超えてしまったことになる。
流石に温度センサーの一部や着陸後に接続を絶ったバッテリーセルの一部に障害が発生しているとのことだが、それでも凄いことには違いない。
欲を言えば搭載していった”子機”(LEV-1、LEV-2)にも生き返って欲しいところだけど、さすがに無理だよなぁ(汗)。
次回は子機の方は親機(笑)と接続して充電できるようにすれば面白いかも?(汗)

←クリックしてくれると嬉しいです。

57m

JAXAが運用する小型月着陸実証機「SLIM」は予定通り1/20に月への軟着陸を行なった。
NASAのルナー・リコナサンス・オービター(LRO)により撮影された「SLIM」の画像から、着陸地点は当初予定の場所から57m離れていると判明。
これはJAXAが100mとしていた誤差の範囲内で、十分に精密な着陸誘導が行われたことを示している。
2基あるメインエンジンのノズルの片方が脱落するというトラブルがあってもこの精度を出せたのは凄いことだな。

←クリックしてくれると嬉しいです。

「SLIM」が休眠状態に

JAXAの小型月着陸実証機「SLIM」が休眠状態に入ったと昨日午後に発表された。
これは着陸地点が日没を迎え、太陽光が「SLIM」の太陽電池パネルに当たらなくなり発電しなくなったためで予定されていたことだ。
月面での次の夜明けは半月後で、「SLIM」は夜間の低温(-170度)に耐えるような設計にはなっていないので損傷する可能性はあるが、JAXAは再び太陽光が当たる今月半ば以降に再度運用可能になる可能性もあるとしている。

←クリックしてくれると嬉しいです。

「SLIM」は西向きに着陸した?

JAXAの小型月着陸実証機「SLIM」が1/21に予定通り月面への軟着陸に成功した。
ただし太陽電池パネルが発電しておらず、バッテリーのみでデータの送信を行い、残量が12%になった時点で地上から電源を切って今もその状態のまま。
JAXAによると各テレメーターの値を分析したところ太陽電池パネルが当初の予定よりも西に向いている可能性があり、(月面での)朝に当たる場所に降りたので今後時間が経って太陽の位置が西に移動することでパネルに太陽光が当たり発電が始まる可能性があるという。
今のところ明日1/24以降にその可能性があるということなので、無事に再起動出来ることを期待したい。

←クリックしてくれると嬉しいです。

”SLIM”の月周回軌道投入に成功!

JAXAが昨日(12/25)に小型月着陸実証機「SLIM」の月周回軌道投入に成功したと発表した。
周回軌道投入は地上からのオペレーションによって日本時間2023年12月25日16時51分に実行され、現在は近月点約600Km、遠月点約4,000Kmの極軌道に入っているとのこと。
今後は遠月点を徐々に下げ円軌道に遷移させ、その後に着陸に向けて近月点を下げていく予定。
着陸は来年(2024年)の1/20に予定されている。

←クリックしてくれると嬉しいです。

”SLIM”が月周回軌道へ

JAXAが運用している小型月着陸実証機「SLIM」は今日12/25に月周回軌道に遷移する予定。
九月の打ち上げからここまで順調に飛行しており、周回軌道に入れば来年(2024年)の1/20に予定されている着陸にも期待できそうだ。

←クリックしてくれると嬉しいです。