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SRB-3の未着火は正常処理

今日2/17に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定だった国産大型ロケット「H3」は打ち上げ直前までは順調に見え、メインエンジンであるLE-9の点火も行われた。
ところが打ち上げ時刻である10:27:55を過ぎても補助ロケットのSRB-3に着火されず、その後にはメインエンジンの火も消え打ち上げは中止された。
その後のJAXAの発表では機体に何らかの異常が検知されたためにSRB-3の着火指令が出ず打ち上げ中止となったとのこと。
つまりSRB-3の問題どころか、着火しなかったのは”正常動作”だということになる。
となると”機体に何らかの異常”というのがなんなのか気になるところだけど、とにかく上がってからだと機体の喪失につながるところだったが、直前にそれを防ぐことが出来たというのは良かったな。

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JAXAが「H3」打ち上げを17日に延期すると発表

JAXAが明日2/15に打ち上げを予定していた国産の次期主力ロケット「H3」の試験1号機の打ち上げを延期すると発表した。
延期の理由は天候条件がそろわない恐れがあるというもので、新たな予定は2日後の2/17の10時37分55秒~10時44分15秒(日本時間)。

期待の「H3」初の打ち上げになるのでどうあっても失敗出来ないからねぇ(汗)。

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遂に開発中止か・・・

三菱重工が開発をしていた国産初の中距離用ジェット旅客機「スペースジェット」の開発中止を発表した。
国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」として国からの補助も受けて開発していたが、国の耐空証明を取得するには数百億円規模の資金が必要なうえ、仮に取得したとしても”事業の見通しがたたない”との理由で正式に開発中止とした。
コロナ禍もあって2020年6月に開発を凍結していたが、今回最悪の事業撤退となってしまったのは残念だ。
とはいえ、いくら国の後押しがあるとはいえ民間企業が儲けにつながらないどころか赤字確定の仕事を続けるのは株主が許さないだろう。
既にアメリカの開発拠点等は撤退済みとのこと。
現場で開発に携わっていた人たちは悔しいだろうけど、この開発事業で得た知見はイギリス等と共同開発する次世代ジェット戦闘機の開発に活かすとのことだ。

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