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Voyager1との通信が回復するかも

NASAの深宇宙探査機「Voyager1」は昨年の11月ころから地球への通信に異常をきたしており、有用なデータの送信がされていない。
ところが先だっての指令に対する返信には改善の予兆が見られることで、打ち上げから47年を過ぎようという現役最古に近いの探査機からのデータ送信が復活するかもしれない。
#現在運用されている中で最も古いのは”Voyager1”の16日前に打ち上げられた”Voyager2″。
現在地球からおよそ240億Km(160au、地球-太陽間の距離の160倍)離れた太陽圏外を飛行中のVoyager1との通信には片道1日弱(約22時間ちょっと)もかかるので、地上から指令を送っても応答まで2日近くも待たねばならない。
そんな状況でも運用が続けられているのは凄いなぁ・・・

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「ヴォイジャー1号」が太陽圏を突破!

米航空宇宙局(NASA)が探査機「ヴォイジャー1号」が昨年8/25にヘリオポーズを超えて恒星間空間に突入したことを確認したと発表した。
これにより同機は恒星間空間に到達した初の人工物となる。

ヴォイジャー1号は2004年に「末端衝撃波面」を通過し、現在は地球から190億キロの地点を秒速約17キロで航行しているとされている。
研究チームが送られてきている観測データを調べたところ、同機周辺のプラズマ密度が太陽圏の外側の層で検知した密度の40倍に上っていた。
このことから太陽風と星間物質が混ざり合う「ヘリオポーズ」を越え、恒星間空間に突入したと考えられるという。

データの分析から、ヴォイジャー1号が恒星間空間に突入したのは2012年8月25日だったと特定し、その時の太陽から距離は183億キロだったということだ。

ヴォイジャー1号が打ち上げられたのは1977年9月5日で既に36年が経過しているが、これまでに(最初の観測目標であった)木星の鮮明な写真を撮影する等の功績をあげている。
搭載する3基の原子力電池は2020年頃まで通信に必要な電力を供給可能と期待されている。

ヘリオポーズを超えたということは、「宇宙赤道祭」とかそれに伴う仮装パーティーはやったのかな?(爆)

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