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NEC「Lavie」が20周年

NECのノートPCのブランド名である「LaVie」が今年で発売から20周年になる。
NECのノートPCと言うと、東芝の「ダイナブックJ3100-SS」やエプソンの「286ノート」に続いて発売された「PC-9801NOTE」が初代で、以降「PC-9801NOTE/SX(PC-9801NS)」へ続き、その後沢山の機種が発売された。
機種名が「PC-9801」から「PC-9821」に変わっても「98ノート」を名乗っていたが、Windows95が発売になった時にシリーズ名に「Lavie」を追加して「98ノートLavie」となった。
「Lavie」の名を冠した最初のモデルは「PC-9821Nb」シリーズで、字体等の変更はあるが今でもそのシリーズ名は引き継がれている。
初期の頃(いやそれ以前もだが)のノートPCは高価で、中でもカラー液晶搭載モデルの中には70万円もするもの(NpとかNf等)もあり、私は型落ちのモノクロノートしか買えなかった。

そのシリーズが発売から早くも20年かぁ、、、ということはWindows95発売の狂乱からも20年と言うことになるのかぁ、、、
Windows3.1のような”一アプリケーション”ではない純粋なOSで、MSの戦略で大ヒットしたおかげでPCも安くなり企業での大量導入も進んで今があるんだよなぁ・・・
私自身は98シリーズから離れて長年経つが、今でも98ノートを懐かしく思い出すことがあるよ。

ちなみに「Lavie」は主にA4ファイルサイズの比較的大きい筐体のモデルに付けられたシリーズ名で、B5ファイルサイズの小型ノートには「Aile」の名が冠された。
その「Aile」の中の「PC-9821La10/S8」が自宅に一台転がっていたような・・・OSも入ったままなので電源を入れれば起動はする筈・・・

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懐かしいノートPC

先日不要になったPC等を処分しにリサイクル業者さんの引き取り所に行って来た。
そこでとても懐かしいノートPCを見かけてしまった。

懐かしいNECの98ノート

懐かしいNECの98ノート


型番を見ると「PC-9821Nx/C7」

型番を見ると「PC-9821Nx/C7」


このノートPCは1995年の7月に日本電気(NEC)から発売になった「PC-9821Nx/C7」。
当時はノートPC(に限らずPC全体)がまだまだ高価で、特にカラー液晶を搭載したノートPCはとても高価だった。
この「PC-9821Nx/C7」も例外ではなく、発売当初の定価はなんと56万円!
ちょっとした中古車が買えてしまう値段だ。

それにしても今時こんな古いノートを見かけるとは思わなかったなぁ(笑)
と言いつつ自宅のクローゼットを整理していたら「ThinkPad 220」が出てきたのは秘密(爆)。

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98ノート

今しがたヤフオクを見ていたら、NECの「PC-9821Lt2」が出品されている。
このPCは1995年に発売になった機種で、98ノートの中では小型軽量の部類に入るモノ。
スペックはCPUが486DX2/50Mhzでメモリが8MB(!)、HDD容量は350MBとなっているので、3つのグレードのうち真ん中の「PC-9821-Lt2/3A」と思われるが、OS(MS-DOS6.2)は付属しないとのことなので、もしかすると最下位グレードの「PC-9821Lt2/3D」にメモリを4MB増設したものかもしれない(メモリ以外のハードウェアに実質的な違いは無い)。
液晶ディスプレイは当時高価だったTFT液晶を採用し、解像度は最大で640×480ピクセル。
VRAMは1MB搭載だったので640×480の解像度で26万色の表示が可能だった。

この機種は1995年に発売になっているが、この時点ではWindows95が未発売なので、Windowsと言えばWindows3.1を指していた時代だ。
当時はTFT液晶搭載のノートPCは高価で、この機種も328,000-428,000円もしていた。
これでも多少は価格が下がってきたほうで、この半年前に発売された前モデルの「PC-9821Lt」の同スペックのグレードに比べると、定価が6万円も下がっている(「PC-9821Lt2/3A」378,000円「PC-9821-Lt/350A」438,000円)。
16年も前の機種なので今となっては笑ってしまうようなスペックと価格ではあるが、当時は欲しかったなぁ・・・・・・高くて買えなかったけど。

それにしても今頃こんな機械がオークションに出てくるなんてちょっとビックリだ(笑)。
まぁ今でも程度の良いPC-9821(PC-9801)にはある程度の値段が付くから、少ないとはいえ需要はあるのだろう(昔から制御用のPCやデータ収集用PCとしても使われていて、事業所によってはアプリケーションが98専用に作られている等の理由で現在主流のPC/AT互換機に乗り換えられない事情もあるのだろう)。
実際探してみると「PC-98CLUB」のようなPC-98専門のショップがあるくらいだから、コンシューマモデルの販売終了から10年以上、受注生産終了から8年近くが経過した現在でも需要はあると思われる。
考えてみれば私の職場でも2台のPC-9821が現役で稼働中だったりする(笑)。

加えて自宅にも98ノートがあったなぁと思って久々に引っ張り出してみると、「PC-9821La10/8」だった(実家には昔使っていた「PC-9801NS/A」が置いてある)。
試しにACアダプタをつないでみるとバッテリの充電ランプが点灯し、電源SWを押すとWindows95(無印)が起動した。
この機種は先のLt2に比べると新しく(発売が約半年ほど後)、スペックもCPUがPentium100MHz、メモリも標準で16MB搭載される等上がっている(HDD容量も800MBと増えている)。
価格は発表当時(1996年3月)では438,000円と高価だったが、その後1996年7月には368,000円に改定されLt2/3Aよりも1万円安くなっている。
プリインストールOSはMS-DOSからWindows95と新しくなっている。
手元にあるのはWord/ExcelがインストールされたModel Bで、さらにLotus Super Office96を別途インストールしてある。

この機種も発表当時は欲しかったが、今となっては使い道は無いなぁ(汗)。

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