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時速603Kmって、飛行機並み?

先日(4/21)にJR東海が開発中の超電導リニアモーターカー「L0系」が山梨県のリニア実験線で時速603Kmの鉄道世界最高速度記録を樹立した。
時速600Kmを超える世界で初めての鉄道車両となったわけだけれども、これがどれくらい速いかと言うと、地上を走行するものの中ではほぼ最速(速度記録用に製作された特殊な車両を除く)。
空を飛ぶものと比較しても現代のヘリコプター(最高でも400Km/h程度)よりも速いし、世界で最も沢山生産された軽飛行機「セスナ172シリーズ(約230Km/h)」よりも遥かに速い。

軍用機と比較しても第二次世界大戦当時の旧日本陸海軍の戦闘機の大半よりも優速だ(加えて大戦初期の英米独の戦闘機よりも速い)。
旧軍の戦闘機の最高速度は大半が600Km/h未満で、600Km/hを超えたのは
海軍局地戦闘機「雷電」(615Km/h)
陸軍二式単座戦闘機「鍾馗」(605Km/h)
陸軍四式戦闘機「疾風」(624Km/h)(注:一部試作機では655Km/hを記録。戦後米軍に接収された機体がアメリカのでのテストで689Km/hを記録。)
程度と少ない。
他に艦上偵察機の「彩雲」が610Km/hで、「我に追い付くグラマン無し」の電文は有名。

欧米の戦闘機の中には700Km/hを超える機体もあるが、太平洋戦線で日本軍と戦った米海軍の主力戦闘機であるグラマンの「F-4F」「F-6F」は600Km/hに届いていない。

それらよりも速い「L0系」ってどんだけ速いのよ・・・飛行機は高空を飛ぶので速度が実感し難い(地上に近い離着陸時の方が速く感じる)が、列車は地上を走るので速さを実感できるだろうなぁ。

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通信速度の単位が(笑)

先日発売になったiPhone 4Sについての記事にソフトバンクとauの通信速度に関する記述があったが、その内容がお粗末なものだった。
その部分のみを引用すると
「仕様上の通信速度はソフトバンクが最大毎秒14.4メガヘルツなのに対し、auは同3.1メガヘルツと分が悪い。」
となり、通信速度の単位が何故か「メガヘルツ」となっている(笑)。
「ヘルツ(Hz)」というのは(主に電波や電気信号の)周波数の単位であって、いかなる速度の単位にもならない。
この場合は通信速度の単位として「Mbps(メガビット/秒)」が正しい。
記事を書いたのがどんな人なのかは判らないが、ニュース記事として公開する前に他の人のチェックは入らないのだろうか?
つーか、記事にする対象のことを良く知らないで記事にするからこういう恥ずかしい間違いを犯すことになるんだよ>フジサンケイ ビジネスアイの記者さん&編集さん

恥ずかしい記事はこちら->「iPhone4S、対決の火ぶた auVSソフトバンク 銀座に800人行列」
そのうちひっそりと修正されてしまうかも(笑)
なので、スクリーンショット(yahoo!ニュースの画面)をアップ。

フジサンケイビジネスアイの記事

フジサンケイ ビジネスアイの記事。真ん中辺りの記述が変

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イー・モバイルでも計ってみた

WiMAX端末で速度測定をしてみたので、今度はライバル?のイー・モバイルの回線でも速度を測定してみた。
使用したのは昨年買ったポケットWi-Fi(D25HW)で、その他PC等の機器はWiMAXの時と同じものを使用し、接続したUSBポートも同じポート。

WiMAXと同様にBNRスピードテストで測定したところ、下りは0.7~0.76Mbps程度で安定していたが、上りが0.35~0.9Mbps程度とバラつきが多い結果となった。
この結果を見る限り今回試した場所では下りは大差無し、上りはWiMAXにアドバンテージがあるという結果になった。
それでも下りで最高40Mbpsを売りにしているWiMAXと公表値下り7.2MbpsのポケットWi-Fiがいい勝負というのはどうかと思う。
もちろん条件の良いところではWiMAXの圧勝となるのだろうけど、今回のような場所が多いのであれば、現時点ではサービスエリアの広さでイー・モバイルのほうに分があるような気がする。
なにせWiMAXは地方都市ではまだまたエリア外の部分が広くて使えないところが多い。
少なくともRSRの会場がエリアに入ってくれないと使えないんだよね(笑)<WiMAX

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