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列車の遅延

先週末に札幌から大阪に向かった寝台特急「トワイライトエクスプレス」が25時間以上遅れて着いたと書いた。
このような場合は特急券の払い戻しを受けることが出来る。

私も昔、東京駅から臨時の寝台急行「玄海」に乗って九州に向かった時に、台風の影響で途中区間で徐行運転をした結果、広島の手前で既に2時間以上も遅れており、そのまま目的地の博多駅まで乗って行けば急行料金の払い戻しを受けられることになった(たしか500円だったかな?)。
その時は広島駅で新幹線に無料で乗り換えることが出来る措置が取られたので、私は新幹線に乗り換えたのだけどお盆の帰省時期だったためにかなり混雑していてデッキに立ちっぱなしとなった。
さいわい車室とデッキの間の自動ドアが閉まらないので冷房で冷たくなった空気が多少なりともデッキに流れて来てくれたので暑さは凌げたけど、さすがに博多まで乗る気にはならずひとつ前の小倉で降りてしまった(ホントはさらに手前の小郡で降りたかったくらい)。
今考えるとあの時「玄海」で博多まで乗って行っていれば旅程が大幅に違っていただろうなぁ・・・

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鉄道の切符の予約(昔話)

札幌と大阪の間を走る長距離寝台列車「トワイライトエクスプレス」の最終列車の予約は瞬時で埋まったと書いた。
現在JR各社の指定券等の予約は「MARS」と呼ばれる巨大なシステムで管理されていて、全国各地の「みどりの窓口」や旅行代理店に設置された端末機(通称「MARS端末」)を操作することで行われている。
この「MARS」の歴史は古く詳細は省くけど今から50年以上前の1960年に最初のシステム(マルス1)が稼働を始めている。
その後改良が加えられたり、リプレースされたりで現在稼働中のシステムは「マルス501」と呼ばれるシステムになっている。

「みどりの窓口」で指定券を買ったことのある人は見たことがあるとは思うが、現在のMARS端末はタッチパネル方式になっており、係員が直接画面をタッチしたり、キーボードで必要事項を入力したりして発券操作をしている。
1985年に稼働を開始した「マルス301」及びその後継システムの「マルス305」では操作面に「パタパタ」と呼ばれる駅名を書いたページ面があり、そこに開いている穴にピンを差し込むことで目的地を入力していた。
また「パタパタ」以外でもキーボードから駅コードを入力することも出来、「パタパタ」に乗っていない駅にも対応できるようになっていた。

私は二十数年前に大阪の鶴橋駅の窓口で大阪市内から常陸多賀までの乗車券(及び新大阪-東京間の新幹線特急券他)を購入したことがあるが、その時運用されていたのは「マルス301」で、端末にはこの「パタパタ」が付いていた。
対応してくれた若い駅員さんは「常陸多賀」という駅名を聞いたことが無かったか、聞いたことはあっても聞きなれない駅名だったためか「え?ひ、ひたちたがですか?」と聞き直されてしまった。
私が住んでいたのは常陸多賀の近くだったのでそこまでの乗車券等を買おうとしたのだが、さすがに関西の駅ではなかなかこの常陸多賀行きの切符を買う人はいないのだろう。
それでもその駅員さんはなんとか常陸多賀を発見して発券してくれた(私が「常磐線です」と言ったのも良かったのかも)が、時間がかかってしまい私の後ろに並んでいたお客さんには悪いことをしたな(汗)。

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