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Acer Aspire5220のCPU交換

昨日旭川から戻ってみると郵便受けに先日落札したAMDのCPU「Turion64x2 TL-60 TMDTL60HAX5DM」が届いていた。
このCPUを落札した目的は自宅にあるAcerのAspire 5220というノートPCのCPU(Sempron3600+)と入れ替えるため。
というわけで昨夜早速CPUを交換してみた。
交換作業自体は非常に簡単で、PC本体裏にある蓋の内一番大きな蓋を外してその下にあるCPU冷却ファンとヒートシンクを外せばCPUが見えるので、ソケットのロックを外せば簡単にCPUを外すことが出来る。
元のCPUを外した後は新しいCPUをソケットに正しく載せてロックし、ヒートシンクと冷却ファンを取り付け、裏蓋を閉じれば作業は完了。
一つ気をつけなくてはならないのは、ヒートシンクのヘッドの裏側に付いているグリス(当初から塗布されているもの)を除去してからでないとCPUのダイとヘッドが密着しなくなること。
これはTurion64x2のほうがSempronよりもダイサイズが大きいため。
他は通常のCPU交換と同じ点に気をつければOKかと。

CPU交換後に電源を入れると問題無く起動し、BIOSでもCPUを正しくTurion64x2 TL-60と認識していたので、この機種はSempronだけでなくTurion64x2にもきちんと対応していることが判明した。
#同時発売のモデルにTurion64 MK-38(シングルコア)搭載のAspire5520があるし、Sempron3600+もTurion64x2 TL-60も同じソケットS1のg1なので多分大丈夫だろうとは思っていたけど。
CPUのTDPが25Wから35Wに40%も増加しているので排熱が心配だけど、昨夜数時間起動しておいた時には問題が無かったので、一応は大丈夫なのかな?

CPU交換前と交換後に取ったWindowsExperienceIndexは以下の通り。

CPU交換前のExperienceIndex

CPU交換前のExperienceIndex

CPU交換後のExperienceIndex

CPU交換後のExperienceIndex


交換前と交換後ではCPUとメモリ操作の項目の値に違いが出ていて、他の項目には変化が見られない。
CPUは4.1→4.6に、メモリ操作は4.9→5.5にそれぞれ向上している。
動作クロックはSempron3600+もTurion64x2 TL-60も同じ2GHzだけど、コア数が1→2となりL2キャッシュの容量も256KB→512KBx2となっている影響か。
クロックに変化が無いためかSuperPi104万桁の計算時間には目立った違いは見られなかった。

他にもHDDベンチも走らせてみたが結果が安定しない。
一応演算系と描画系の数値は向上しているのだけど、バラツキが大きいので後で再度試してみたい。

このCPU交換でこのノートが自宅で最もクロックが高いデュアルコアCPUを搭載したPCとなった(今まではThinkPad T60のCore2Duo T5600の1.86GHzが最高)。
ま、クロックは高いけど性能自体はどっちが上なのかね(汗)。

もう一台Turion64x2 TL-52(1.6GHz動作)を搭載したノート(Sharp Mebius PC-WE50T)があるので、こちらのCPUも交換してみようかな?

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