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今日は”Super GT”の最終戦

自動車レースは国内でもたくさん行われていて、その中の一つでトップクラスの人気がある”Super GT”が今日今季の最終戦の決勝を迎える。
GT500クラスもGT300クラスも年間チャンピオンが決まっておらず、今日の決勝の結果でチャンピオンが決まる。
500は6チーム、300は4チームがチャンピオン獲得の可能性を残している。
500は昨年のチャンピオンであるTeam KunimitsuのSTANLEY NSX-GTがトップでチャンピオンに最も近く、続いてARTA、Astemo REAL RACINGの2台のNSX-GT、TGR TEAM au TOM’S、TGR TEAM KeePer TOM’Sの2台のTOM’SのSupura、TGR TEAM ENEOS ROOKIEのSupuraの合計6台。
300はR&D SPORTのSUBARU BRZがトップで初のタイトルを狙い、追うのは昨年のチャンピオンであるKONDO RACINGのリアライズ日産自動車大学校 GT-R、ARTAのARTA NSX GT3、Max Racingのたかのこの湯 GR Supra GTの3台。
この中で自力優勝の可能性があるのは両クラスともトップの2台だけで、他の車は優勝してもトップが3位以下に落ちなければ優勝できない。
500のトップのSTANLEY NSX-GTは昨年(RAYBRIG NSX-GT)も最終戦でチャンピオンを決めており、その時はKeePer TOM’S GR Supraと”勝った方がチャンピオン”というレースの中でトップ争いを繰り広げ、最終盤までKeePerの2-3秒後を走っていたが、最終ラップの最終コーナーの立ち上がりでKeePerがまさかのガス欠で失速した脇を走り抜けて優勝&チャンピオンを獲得した(こちらもウィニングランの1周の途中で止まってしまうほどガソリンがギリギリだった)。
今季は2位以上でチャンピオン獲得とは言え、やはり勝って欲しいね!
300のトップのSUBARU BRZは予選等では早いが本番ではなかなか勝てずにいて、今年は始めてのチャンピオンのチャンス。
ここまで来たらこちらも勝ってチャンピオンを獲って欲しいね!

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TS050が1-2フィニッシュ!

一昨日行われたWEC第2戦「富士6時間」は地元トヨタの「Toyota Gazoo Racing」のTS050ハイブリッドが1-2フィニッシュを飾った。

前日の予選でポールポジションを得たのは8号車のTS050、2番手は同じくTS050の7号車。
スタート時に予選4番手のLNTの5号車ジネッタG60-LT-P1・AERが好スタートを見せトヨタの2台に迫るが、1コーナーの立ち上がりではトヨタの2台が有利なので抜くには至らず。
その後、予選3番手の1号車レベリオンレーシングRebellion R13 – Gibsonが7号車をオーバーテイクし、12週目までこの状態が続いた。
12週目で周回遅れに引っ掛かった1号車を7号車がようやくパスし、その後はリードを広げるが、トップの8号車には遠く及ばず差が広がる一方となった。
7号車が遅れたのは開幕戦で優勝して今レースでは”サクセス・ハンディキャップ”制度に基づいた性能調整で8号車との比較で1周当たり0.4秒ほどタイムが落ちる調整を受けたため。
トップを走る8号車にも4時間ほど経過した時点で”ピットレーンにおける速度超過”による”ドライブスルーペナルティ”が提示されるが、このペナルティを受けてもトップから落ちることは無く、結局8号車が最終的に34秒ほどの差をつけてトップチェッカーを受けた。
7号車も同一周回でゴールし2位となり、3位は2周遅れの1号車。
トヨタが母国でのレースで1-2フィニッシュを達成し、WECでの連勝をさらに伸ばした。
次戦の上海では2台とも同等の”サクセス・ハンディキャップ”によるハンディを受けることになるが、検討を祈りたい。

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