More from: インクジェット

プリンタから白紙が出てくる?

昨日はプリンタから印刷が出ないと言われて対処に行って来た。
電話で聞いた症状はプリンタ(EPSONのPX-1001というA3対応のインクジェットプリンタ)からエクセルのシートを印刷しても全く印字が出ずに白紙が排出されてくるというもの。
ヘッドクリーニングもしているが改善しないということだった。
自分自身でも何度かインク詰まりは経験しているので、単純なヘッドクリーニングで済むような状態なら全ての色のインクが出てこないということは無い筈と思い、ネットで調べてみるとプリンタドライバの破損でそういう現象が出ることがあるということだ。
なのでまずはドライバを最新版に入れ替えてみて、それでも駄目なら修理に出すか最悪は買い替えを提案することになるだろうと考えて現場に行った。

まずは一度症状を再現してみると印字動作をする音はしているにもかかわらず、ものの見事に白紙が出てくる。
なので、最初にプリンタドライバをEPSONのサイトからダウンロードして入れ替えて試しても症状は改善しなかった。
プリンタを使う頻度は月に数回程度とのことなので、そうそうヘッドのノズルが詰まるとも思えない。
これは本格的に故障したのかな?と思ってプリンタのカバーを開けて中を見ても特におかしなところは無い(有っても判らないだろうけど)。

ここで思いついたのはインクタンク(黒2本、マゼンタ、シアン、イエロー各1本の合計5本)を一度外してみること。
単純にインクタンクにあるインクの残量を目視で確認したかったからなんだけど、この機種のインクタンクは不透明で確認は出来なかったorz
仕方が無いのでインクタンクを元の通りに取り付けてカバーを閉じると、インク交換時と同じようにプリンタ本体へのインクの充填が始まった。
しばし待って印刷可能になったところで再度印字テストを行ったところ、なんとカラー3色と黒の半分が印刷されるようになっていた。
つまり原因はヘッドのノズル詰まりではなく、インクがヘッドに充填されていなかったことらしい。
それがインクタンクを一度外すことで再充填され、その結果一部を除いて印字されるようになったと思われる。
残る問題は黒が半分だけしか印字されないと言うことだが、これは2本ある黒インクの1本からはインクが出ていないと言うこと。
こちらは2本ある黒のインクの場所を入れ替えて試したところ、印字が出ない場所が同じだったが僅かに改善していたのでインクの充填ではなく、ヘッドのノズルに問題がありそうだった。
そこでヘッドクリーニングを2回ほど実行したところこちらの問題も解消し、通常通りの印刷が可能になった。
結局のところ、ノズルの詰まりとヘッドへのインク充填が不十分だったという複数の要因で発生したトラブルらしい。
まぁー、なんにせよ解決して良かったよ(仕事でもないし、費用も請求できないので責任も無いんだけどね)。

今回は使いかけのインクを外したり付けたりして解決したが、メーカーではこのような行為は勧めてはいないので気をつける必要がある。

←クリックしてくれると嬉しいです。

プリンタを貰ったけど使えないと言われた

職場で顧客から
「古いカラープリンタを貰ったけど、PCに繋いでも使えないので、使えるようにして貰えないか?」
という相談をされた。
機種を聞いてみるとEPSONのPM-760Cという10年以上前(1999年)に発売された機種。
付属してきたケーブル(多分パラレルケーブル)では接続できなかったので、対応するケーブル(こっちはUSBケーブルと思われる)を買ってきて繋いだけど印刷が出来ないとのこと。
EPSONのサイトを見るとWindowsXP用のドライバはダウンロード出来るので、それをインストールすれば(ソフトウェア的には)使えるようになると思うけど、前の所有者があまり使っていなかったということなので、インクが出るかどうかが問題だなぁ。
#VISTA以降はOS標準のドライバで動作するとのこと。
たしかこの機種はインクとヘッドが別体になっているタイプだったと思うが、その場合ヘッドが詰まってしまっていてヘッドクリーニングしてもダメならヘッド交換が必要になってしまう。
昔同じEPSONのPM-3000Cという機種のヘッド交換をしたことがあるが、その時には3万円程度の費用がかかったと思う(うろ覚え)。
修理費用はA3対応のPM-3000Cと同じ金額では無いにしても、新品が買える程度の費用がかかりそうだなぁ。

←クリックしてくれると嬉しいです。