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VAIOが起動しなくなった

例年のことだが、正月休み明けはトラブルが多くなる傾向にある。
酷い年は複数のPCの電源が入らなくなったことがある。
どうも休み中に暖房が無くて冷え切ったためらしく、室温が上がると解決することが多かった。
今年の札幌はそれほど寒くならなかったようなので、そのようなトラブルの連絡はほぼ皆無・・・だと思っていたら、2日目の今日になって近くのユーザーがノートPC(SONYのVAIO SVF15NA1GN)を持ってやってきた。
電源を入れても唸るだけで画面が出無いとのこと。
たしかにCPUファンの回る音は聞こえているが液晶ディスプレイにはなんの表示も出ていない。
試しに外部モニターに接続しても出力されず、キーボードでディスプレイの切り替え(Fn+F7)を試しても外部ディスプレイに信号は行かない。
電源SWの長押しで電源を切ることは出来るし、ACアダプタを接続すると充電インジケーターは点灯する。
ただ、電源SWを押すと電源インジケータは緑色に点灯しHDDのアクセスランプが2秒ほど点灯するがすぐに消え、画面には何も表示されないまま。
これはマザーボードが逝ってしまったかとも思い、古いPC(Wiondows8時代)なので壊れてもおかしくは無いので、このまま返して新しいのを用意して貰おうかとも考えた。
それでもどうせ壊れて捨てるなら駄目元で分解して放電させたり、メモリモジュールを交換して見たらどうかな?ということで分解してみた。
ところがこれがなかなか面倒で、最初ボトムケースにあるビス4本を抜いても全く開く気配がないので諦めかけたが、型式でググったところ分解している動画を発見。

この動画を見ると、ゴム足の下に6本のビスがあることが判り、それらを抜くと結構簡単にボトムケースを開けることが出来た。
ただ、このPCの問題の原因がどこにあるか判らないので、メモリモジュールを付け外ししてみたり、バッテリーを外して付け直してみたりしてから仮組して電源SWを押すと電源が入らないorz。
今度こそ壊したかと観念して返却することにして本組して最後にキーボードのゴミを少しでも出そうかと何度か軽く叩いてみた。
ゴミはそれほど出なかったが、その後に電源SWを押すとなんと通電し、さらに画面にVAIOの文字が出た。
何故かは判らないがBIOSが起動して来て、インストールしてあるWindows10が無事に起動した。
うーん、何が悪くて何をしたら直ったか判らないが、これでユーザーに返して終了。
いや、ホント、なんで直ったか判らないんだよねぇ(汗)、最後に叩いたのが良かったのかな?(笑)

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ファンの交換は難しそうだ・・・

ユーザーが使っているレーザープリンタが異音を出すというので、見に(聞きに)行ってみた。
機種がCanonのLBP-8710eなので、連絡を受けた時はいつものように定着ユニットの駆動ギアが経年劣化で磨滅してギア飛びを起こしているかと思っていたが、実際に音が出ていたのは向かって右奥の排気ファン周辺。
音もファンのモーターの軸ブレに起因するものと思われたので、すぐには対処しなくても良さそうなので一旦引き上げた。
同じ機種から排気ファンを取り外して移植すればよいだろうと思って(定着ユニットの駆動ギア欠けで)廃棄するプリンタを保管してあるところで探したが同じ機種が無いorz。
1世代新しいLBP-441eは何台もあるんだけどねぇ(汗)。
ところがちょっとした不具合があって緊急時の予備機扱いにしている同機種があったのを思い出したが、部品取りにするのは勿体ない。
いざとなればこの予備機と入れ替えることも視野に入れることにして、先ずはファンの交換手順を確認するため分解してみた。
以前、LBP-8610かもっと古いB406Eのファンを交換したことがあるのでそんなに難しく無いだろうと思っていたが、LBP-8710eは思っていた以上に大変そうだった。
向かって右側面のカバーを外すこと自体ユーザーが行うことを考えておらず、LBP-8610のようにビスを外して後ろにスライドさせるだけでは外すことが出来ない。
固定しているビスは2本だけなんだけど、本体前部に引っ掛けるツメがあってそれを外しながらカバー全体を向かって右上に持ち上げるようにすることで外すことが出来た。
この時点で排気ファンは見えるようになったのだけど、基盤との接続ケーブルが本体内側に伸びていてコネクタが見えず簡単には外せ無い。
その後、右側面を覆っている金属パネル(止めているビスが10本くらいと意外と多い)を外してようやく基盤の一部が見えるのだけど、ファンのケーブルはその基盤には入ってきていない。
本体右上面の操作パネルも外してみたが(ビス2本を外す必要あり)、上面のプラスチックカバーがあるだけでファンのケーブルは見えない。
さらに上面のカバーを外せばケーブルとその接続先の基盤が見えそうなんだけど、そこまでやるとなると今回は外していない向かって左側面のカバーとリアパネルも外さなくてはならず、結構な手間がかかる。
これは以前LBP-8710eで苦労した覚えがあるので今回は一旦断念して外したパネルやカバーを元に戻した。
#リアパネルだけなら定着ユニットを交換するため何度も外しているので慣れているけど、左側面のカバーを外すのが大変。
うーん、ファンの交換なんて難しくないと思っていたんだけどねぇ、、、簡単には出来ないように設計されているんだなぁ・・・
ん?もしかして修理業者さんでも時間がかかるようにして作業費用(時間単価×作業時間で計算)を多く請求できる様にしているとか?・・・まさかね?(汗)

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久々にDT300を分解整備した

今日の札幌は雨が降った割には気温が高く北海道としては少々蒸し暑い感じになった。
そのせいかユーザーから「電話機の表示が出なくなった」との連絡が来た。
近くだったので予備の電話機(NECのDT300シリーズ)を持って行って交換した。
このトラブルは昨年も何度かあったので原因も対処方法も心当たりがあるので、持ち帰った故障機を早速分解・・・だけど久しぶりだったのでちょっと手間取ってしまった(汗)。
それでも液晶ユニットを本体から取り外して間をつないでいるフィルム―ケーブルの両端をアルコールで拭いて組み直すと正常に表示されるようになった。
やっぱり端子とケーブルの接触面に僅かな水分が入って接触不良を起こしていたようだ、とにかく簡単に直って良かったよ。

予備に10台位買って貰えないかな?(笑)

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「inspiron 13 7000」の裏蓋を開けてみた

”動作が遅い!!”と言われて別PCに交換し使われることが無くなり3年以上も放置されているノートPC「inspiron 13 7000」がある。
6年前のモデルでWindows11の動作対象ではなくなっていて、このままだと廃棄処分となる予定。
使わないなら中身がどうなっているかを見てみたくて裏蓋を開けてみた。
DELLのノートPCの例に漏れず、本体裏側のビス(10本)を外すだけで裏蓋が開きそうだったのでビスを外して開けようとしたが、なかなか固くて開かない。
念のためネットで情報を探して見ると爪で固定されているらしく、私が見たサイトではプラ製のヘラを使って開けていた。
隠しネジとかは無いらしいので、隙間を開けやすい箇所(私はUSBポートとSDカードスロットの間)を爪でこじ開けるようにすると固定爪が外れて裏蓋が一気に開いた。
中を見るとストレージはM.2.の2280のものが1枚入っており、交換は簡単に行なえそう。
メモリはDDR4のSO-DIMMが2枚(4GBx2)入っていてこちらも交換は簡単。
無線LANはminiPCIeのカードが入っていてアンテナ線はヒンジ部分からディスプレイ側に入っていたので、ディスプレイユニットを交換するにはアンテナ線の接続を外さないとならない。
今回はパーツ交換が目的ではなかったのでそのまま閉じてしまったけど、バッテリーも交換可能なのでヘタってきたらamazon等で手配すれば自分でも交換出来そうだな。

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今度はITBユニットかぁ・・・

先だってCanonのモノクロレーザープリンター「LBP-441e」で印刷時に付く汚れを定着ユニットを交換して解消した。
今度は同じ現場にあるカラーレーザープリンター「LBP-9100C」も同様に印刷時に汚れが付くというorz。
以前にも似たような機種の「LBP-841c」で同様のトラブルがあり、ドラム一体型のトナーを交換しても改善せず、ITBユニットを外してみたところ端にトナーが付着していて拭き取ってもすぐに付いてしまうのでユニットの経年劣化ということでプリンタ自体を買い替えたことがある。
今度も同じトラブルかと思ったがITBユニットの表面にトナーの付着は見られなかった代わりにユニットのフィルム表面の全体に細かい傷が入っていた。
こちらも印刷枚数から考えるとITBユニットの寿命を超えていて交換が必要だが、結構高い(メーカーサイトに依ると税別で49,920円)ので決済が降り難い(汗)。
調べて見ると先の2つの機種は同じITBユニット(ITB UNIT UM-722I)で、ネット上に分解するための情報もあるようだ。
そこで廃棄待ちの「LBP-841c」のITBユニットをメンテナンスして流用出来ないか試してみるつもり。
これが上手くいけばプリンタが2台(最低でも1台)復活させることが出来そうだ。

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久しぶりにLBP-8710eの定着ユニットを外した。

現場のレーザープリンタ「LBP-8710e」で用紙がしわになって出てくるという現象が発生した。
少し前にも一度同じ現象が起きたので持ち込んでもらったところ、トナー収納部の下にトナーがこぼれていたので清掃したところ現象が発生しなくなったのでそのまま返していた。
ところが再発したということだったので再度入院と言うことになり、チェックしたところトナーのこぼれている様子は認められなかった。
用紙のしわの発生がどの時点で起きるのかで不具合箇所の絞り込みが出来るので実際にしわになった用紙を見ると、しわの間のトナーが定着されていない。
ということは定着ユニットを通る前にしわになっていること言うことが確定。
症状が以前あったのと似ていて、その時は定着ユニットの用紙搬送部にトナーの滓が固着していてそれに用紙が引っ掛かることが原因だったので、今回も定着ユニットをチェックすることにした。
この「LBP-8710e」は前モデルの「LBP-8610」に比べるとカバーを固定するネジが多くなっているので手間はかかるが前回の記憶を頼りに定着ユニットを外してみるとやはりトナーの固着が認められたので擦り落として再組付け。
テスト印字を繰り返してもしわになる現象は出なかったので修理完了と言うことにした。

今回の障害はメーカーに修理を依頼したら定着ユニット自体の交換になってしまうのかな?

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DELLの「inspiron 1210」を開けてみた

DELLのミニノートPC「inspiron 1210」のHDDを見ようと思ったら外部からはアクセスできない構造だった。
そこでWEBで見つけたサイト(http://hellohelloworld.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/inspiron-mini-2.html)の分解手順を参考に開けてみた。
分解手順そのものは結構簡単で本体底面のネジが16本あることを除けばさして手間もかからずに開けることが出来た。
見つけたHDDはSamsungの1.8インチのもので、コネクタはzifタイプでこのタイプのHDDは初めてだ。
搭載メモリが1GBと少ないので足せないかと思ったが、CPUと同じサブ基盤に載っている分だけでメモリ用のソケットは無く増設は不可能だった。
先に書いたサイトの写真にソケットが写っていたので増設できるか?と思ったんだけど、そのソケットに装着されていたのはCPUとメモリ等の載ったサブ基盤だった(汗)。
面白いことにこのサブ基盤のソケットはDDR2のメモリモジュール用のソケットと同じで、試しにDDR2のメモリを挿してみたらピッタリ収まった。
もちろんこの状態ではCPUが無いので起動しないけどね(汗)。
結果的に他のPCに流用出来そうなパーツは無線LANカード位だったなぁ、、、

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LBP-8710eが来た

現場からCanonのLBP-8710eが届いた。
少し前に駆動ギアの摩滅で印刷が出来なくなった機体で、直すよりも新しいのを購入することになって不要になったもの。
普通なら廃棄するんだけど、今回は同じ機種でレーザーユニットが汚れて印字が薄くなったけど、その他は問題無い機体があるのでレーザーユニットを流用出来ればと思っている。
前モデルのLBP-8610なら何台も分解してレーザーユニットを外しているんだけど、この機種は定着ユニットしか外したことが無いので分解の練習用にもなる。
定着ユニットを外すだけでも結構な数のビスを外さなくてはならないから、さらに上部のカバーも外さないとならないレーザーユニットを取り出すにはかなりの手間が必要そうだなぁ(汗)。

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「E-PL2」のカバーを外してみた

一昨年だったか、旅行から帰ってきて車からリュックを降ろした際にアスファルトの路面に落下させてしまったオリンパスのミラーレス一眼「E-PL2」。
シャッターを切るとハングしてしまうようになった(スティルのみ、動画は撮影可能)ので代わりに「E-PM2」を手に入れて現在はそちらを妻が使っている。
落下させて直後になんとかならないかなぁ?と思ってカバーを開けてみようとしたが、見えるところにあるビス全てを抜いても前後のカバーが外れなかった。
その時はそれで諦めていたんだけど、妻の「E-PM2」の内蔵バッテリーが放電して日時設定が必要になり、交換方法をググっていたら開け方を発見。
それによるとホットシューの下に隠しネジがあるということで、早速ホットシューに付いている金属プレートを外すと4本のビスが見えた。
その4本を外してホットシューを外し、カバーを止めているビスを全て抜いたところフロント側のカバーは外れたがリア側のカバーは外れてこないorz。
あらためてビスを探すと、ホットシューの下の接点部分を覆っているプラスチック板が外れ、その裏にもビスが2本あった。
その2本を抜くとリア側のカバーがようやく外れたが、見えてくるのは基盤と数本のフィルムケーブルで、その内の1本がリアカバーの操作部につながっていた。
これ以上分解すると元に戻せなくなりそうだったので、今回はそこまでにして組み直した。
駄目元でバッテリーを入れてレンズをつけて電源を入れると、こちらもしばらくぶりの通電なので日時がクリアされていた。
※バッテリーを外して(もしくは放電させて)から1日程度で日時の再設定が必要になるとメーカーサイトに書いてあった。
日時を設定してシャッターを切ってみたところ、症状は全く改善していなかった、うーん残念(汗)。

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CF-B10の液晶パネルを取り出した

先日分解したノートPC「CF-B10」の液晶パネルを取り出してみた。
15.5型のフルHD液晶なのでそのまま捨てるのは勿体ないと思ってチャレンジしてみた。
本体と違って外すネジは全部で6本(内2本はベゼル上部のゴムの下の隠しネジ)と少ないが、液晶ユニットの天板とベゼルが多数の個所でツメで嵌合されているのでそれらを外すのに手間取ってしまい、さらには何本かのツメとベゼルの一部を破損してしまった(汗)。
なんとか液晶ユニットの分解は出来たのでパネルを取り出すことが出来た。
このノートPCに使われていたパネルはLGの”LP156WF1(TL)(F3)だった。
このパネルは私が自宅で使っている(今まさに!)ThinkPad Edge E530やEPSONのNJ-5700E等と同じLVDS接続LEDバックライトのパネルと同じ。
今のところは換装予定のノートPCは無いが、予備のパネルとして置いておこう。

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