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TOYOTAが欧州で新型「C-HR」を発表

スタイリッシュなデザインで人気(?)となったトヨタの「C-HR」の新型がヨーロッパで世界初公開された。
現行モデルが発表されたのが2016年の三月なので7年ぶりとなる。
新型は相変わらず斜め後方の視界が悪そうなデザインで私的には有り得ない車。
それでも現行モデルが売れたところを見ると、あの劣悪な視界でも気にしない人が多いということなのだろう(もしくは斜め後方の視界をサポートする機構でもあるのか)。
また、パワートレインは純ガソリンモデルが無くなり、1.8Lと2Lのハイブリッド、並びに2Lのプラグインハイブリッドとなり、2Lハイブリッドには4WDモデルも設定されるとのこと。
現行モデルでも1.2Lターボはあまり売れなかったみたいだからこれで良いのだろう(ヨーロッパは電動車が好きだし)。
それにしてもクラウンと言いプリウスと言い今回の「C-HR」も凄いフロントマスクだよなぁ(”ハンマーヘッドデザイン”と呼ぶらしい)(笑)
それと、ドアハンドルはTOYOTA車初の「フラッシュドアハンドル」(ユーシン製なのかな?)を採用しているが、もし故障してドアハンドルが出て来なくなったらどうやってドアを開けるのだろう???

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次期「フィット」のハイブリッドシステムは「i-MMD」に決まり?

ホンダのコンパクトカー「フィット」は現行モデルである三代目の登場が2013年9月なので来年で丸6年となる。
初代も二代目も6年でフルモデルチェンジをしており、三代目も同様とすれば来年がその年に当たる。
元々は2020年にフルモデルチェンジの予定だったと言われているが、それを早めて来年の末には新型に切り替わるということらしい。
既に雑誌等にはそのデザインが掲載されていて、雰囲気は初代及び二代目のような丸みを帯びた感じのデザインだ。
確かにヒットした初代や二代目と比較すると売れ行きが芳しくなく、ホンダとしてもデザインを売れていたモデルに近付けて売り上げを回復させたいのだろう。

また、同車の売りでもある”経済性”に関しても燃費の向上のためにハイブリッドシステムを現行の「i-DCD」から「アコード」「オデッセイ」で採用され今後は「インサイト」に搭載されるシステムだ。
次期「フィット」に搭載されるのは「インサイト」と同じくエンジンが1.5Lのほうで、燃費はライバルである現行「アクア」の38.0Km/L(JC08モード)を上回る40Km/L以上を目標とすることが当然考えられる。
システムとしては複雑でコスト高だが、量産効果でコストの低減を狙っているらしい。
「i-MMD」は原理的には現在ヒットしている日産の「e-Power」と同じでエンジンで発電してモーターで走行する「シリーズハイブリッド」だが、「e-Power」が100%モーターで走行するのに比べ、「i-MMD」はモーターの効率が落ちる高速走行域ではエンジンと駆動輪を直結してエンジンで走行するという複雑な機構を持っている(ただし、高速域だけなので変速機構は持っていない)。
そのため高コストで重量的にも不利なんだけど、ホンダが敢えて激戦区のコンパクトカークラスに「i-MMD」を投入するのは売れる自信があるからなのだろう。
となると、現行「ヴェゼル」「フリード」で採用されている「i-DCD」は現行モデルだけで終わるということになり、「フィット」と同じ2013年にデビューしてフルモデルチェンジが予定されている「ヴェゼル」も同様に「i-MMD」を採用することが大いに考えられる。
2016年8月にモデルチェンジした現行「フリード」はフルモデルチェンジがまだ先なので現状のままだろう。
気になるのは「i-MMD」採用されているモデルには積雪地域で需要の多い4WDモデルが無いということ。
現行モデルの「i-DCD」搭載モデルには4WDが存在するのでなんとか4WDもラインアップに入れて欲しいとろだ。

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商用車にもハイブリッドの波が来るのか

自動車雑誌にトヨタの「サクシード」「プロボックス」にハイブリッドが設定されるとの記事が掲載されていた。
この2車種は所謂”ライトバン”と呼ばれるボディ形式で、主に企業や個人商店等で配送等に使われていることが多い商用車。
車名は異なるものの、販売チャネルによって名前が違うだけの実質的に同じ車。
フロント部分は同社の「カローラ(アクシオ、フィールダー)」と同じとのことで、搭載されるハイブリッドシステムも同じく1.5L直4エンジンを使うTHSIIシステムとのこと。
ハイブリッド化の目的は当然燃費の向上で、記事によると現行のガソリンモデル(13.4-19.6Km/L)を大幅に上回る30Km/Lを見込んでいるということ。
近距離での配送等が多いとハイブリッド化は燃費にかなり効いてくるので、車両価格が20-30万円ほど高くても元は取れそうということで需要は結構ありそうだな。

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ホンダが量産二輪車初のハイブリッドスクーターを発表!

ホンダは本日、量産二輪車としては世界で初めてハイブリッドシステムを搭載したスクーター「PCX HYBRID」を発表した。
「PCX HYBRID」は同社のスクーター「PCX」シリーズの1グレードとしての設定となる。
発売は9/14の予定で、価格は43.2万円(税込み)。

ハイブリッドシステムはスズキの「Sエネチャージ」と似たシステムらしく、エンジン始動や発電に使うモーターを発進時等に駆動力として利用する簡易型ハイブリッドシステム。
軽い二輪車には四輪車に採用しているi-MMDやi-DCD等の複雑なシステムは合わないからこうなるんだろうな。

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「セレナ」にe-Powerを追加

日産は先月末に同社のミニバン「セレナ」に新グレード「e-Power」を追加し発表した。
エンジンは先に発売されている「ノート e-Power」と同じ1.2L直列3気筒だが、オイルクーラーを増設し最高出力を79psから84psにアップさせており、モーターも109psから136psにパワーアップされている。
パッテリー容量も増やされていて、新設された「マナーモード」(エンジンを始動しないモード)での走行距離は最大で2.7Km。
それらの甲斐あってJC08モード燃費はクラス最高の26.2Km/Lとホンダの「ステップワゴン」の25.0Km/Lやトヨタの「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」の23.8Km/Lをしのいでいる。
ただ、価格も相応に上がっておよそ300万円~344万円と、S-ハイブリッドに比べ40-50万円アップされた価格となっている。
また走行用バッテリー搭載の為に2列目シートはセパレートタイプのみとなり乗車定員が7人のグレードしか無いし、構造上4WDの設定が無い(これは他社のモデルも同様)。
雑誌等の試乗記を読む限りでは、乗り心地や直進安定性は向上し、車内の使い勝手の良さはそのままだというので、予算さえなんとかなればお勧めのモデルだとは思う。

で、車両価格の差を燃料代で元を取るにはどれくらいかかるかというのを試算してみた。
比較するのはe-Power X(26.2Km/L)と、S-ハイブリッドの2.0X(17.0Km/L)とし、実燃費はカタログデータの75%、ガソリン価格は1リットル当たり140円としてみた。
この条件で計算すると1万Km当たりのガソリン代は
e-Power:71,246円
S-ハイブリッド:108,527円
となり、差額は37,281円となった。
車両価格をe-Powerが296.9万円(e-Power X)、S-ハイブリッドが248.9万円(2.0X)とすると、その差額は48万円となり、燃料代の差で割ると12万Km以上乗らないと元がとれない計算。
実際には自動車税の税額が年間5千円下がるのと、購入時の自動車取得税と翌年の自動車税と重量税が軽減されるので差は縮まるが、それでもかなりの距離を乗らなければ元がとれないことには変わりは無い。
こうしてみると、無理にe-Powerを買わなくても、S-ハイブリッドで良いような気もするね。

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ホンダが「ステップワゴン」の改良時期を公表

ホンダがミニバン「ステップワゴン」のマイナーチェンジ時期と、ハイブリッドモデルの設定を公表した。
それによると改良時期は今年の九月、注目のハイブリッドシステムは「SPORT HYBRID i-MMD」となっている。
他に安全設備の「Honda SENSING」の進化等も発表されている。
ハイブリッドに関してはi-MMDになるかフィット等と同じi-DCDのどちらかになると言われていたが、i-DCDでは車体が重たいステップワゴンには荷が重くて燃費の向上がユーザーの期待ほど見込めないということなのだろう。
そもそも1.5Lのダウンサイジングターボ搭載では他社のハイブリッドに比べ燃費が良くなく、ユーザーへの訴求効果が低かったので、コスト高になるのを承知でi-MMDの採用に踏み切ったわけか。
気になる燃費だけど、同じシステムを搭載する「アコードハイブリッド」(30.0-31.6Km/L)に比べ、車重が現状の1.5L車ですら80-100Kgも重く、i-MMD仕様となるとさらに重くなるし、車高も高く空気抵抗の面でも不利なのでアコード並みとは行かないと思われる。
それでもライバルとなるトヨタの「ノア/ヴォクシー」のハイブリッドの23.8Km/Lは超えてくると思われる。
問題はただでさえ高価と言われるi-MMDを採用したことによる価格の上昇だろうなぁ、、、

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「セレナ」の”e-Power”は500万円前後になる?

日産のミニバンで同社の稼ぎ頭とも言える「セレナ」にはハイブリッドが設定されているが、あくまでもモーターは補助的な役割にとどまりモーターのみでの走行は出来ないマイルドハイブリッド。
以前からモーターのみで走る”EVモード”を備えた”ストロングハイブリッド”(同社のフーガ等に設定あり)の登場が待たれていた。
「フーガ」に搭載されるしシステムはFR用なので、そのまま「セレナ」には搭載が出来ずFF用のシステムの新規開発が必要とされていて登場が遅れていた。
ここにきてようやく新システム搭載のハイブリッド登場の動きがあり、一部で注目を浴びている。
この新システムは同社の「ノート」に搭載された「e-Power」で、エンジンは発電のみを行い走行は全てモーターが担当するというもの。
小型車の「ノート」に搭載されて大ヒットしており、システム自体が小型なので「セレナ」に搭載することは可能だが、搭載の為の車体側の改修も必要とされている。
またコストも問題で、車体の改修も含めるとグレードによっては価格が500万円以上になる可能性もあるとのこと。
現在、日産ではこの価格設定をどうするかで討議されているとのことだが、500万円も出せる人が「セレナ」を買うかなぁ?
トヨタの「ノア・ヴォクシー・エスクァイア」のハイブリッドのほうがずっと安いし、これらの車種は年内中にもマイナーチェンジされて商品力がアップしそうだから、こちらを待ったほうが良いかもなぁ・・・

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レクサスの「LS500h」

トヨタの高級車ブランドであるレクサスがジュネーブショーでフラッグシップ「LS500」のハイブリッドグレード「LS500h」を発表している。
先代モデルのLSではガソリンエンジン車は「LS460」、ハイブリッドは「LS600h(L)」だったが、今モデルではガソリンエンジン車と同じ”500”を採用している。
エンジンは先代のV型8気筒5LからV型6気筒3.5Lに縮小しているが、ハイブリッドシステムは「LC500h」と同じ”マルチステージハイブリッドシステム”を採用し、低速時/高速時にそれぞれ最適化された制御を行い、パフォーマンスと燃費の両立を図っている。
構造的に今までの”THSII”に比べ複雑で重くなり、そのため小型車には向かないシステムなので「プリウス」や「アクア」クラスへの採用は無いだろうが、今後の大型乗用車には採用が広がるのでは無いのかな?
燃費も現モデルの11.0~11.6km/Lからどこまで伸ばして来るか注目だな。

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日産「ノート」e-Power

先日、外を歩いていたら新しくなった日産の「ノート」が走って来た。
「へー、マイチェン後のは初めて見るなぁ」
と思っていて、近くを通る時によく見たら”e-Power”のエンブレムが付いていた。
ということは、マイナーチェンジ時に追加投入されたシリーズハイブリッドモデルということだ。
発売直後の11月には月間販売台数でトップになった原動力(受注の7-8割)のハイブリッドモデルだけに、今後は見かける頻度も増えるかな?

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スズキ「ソリオ」にハイブリッド追加

スズキ自動車は11/29にコンパクトハイトワゴン「ソリオ」にハイブリッド仕様を追加し発売した。
燃費測定を法規通りに実施していなかった関係で発表が遅れていたが、この度ようやく発表された。
「ソリオ」にはこれまでも同社の軽自動車「ワゴンR」「アルト」に搭載されている「S-エネチャージ」と同じ仕組みの「マイルドハイブリッド」仕様を設定していたが、今回追加された「ハイブリッドSZ」「ハイブリッドSX」は状況によってモーターのみでの走行も可能な所謂”ストロングハイブリッド”だ。
グレード名もマイルドハイブリッド仕様は「ハイブリッドMZ」「ハイブリッドMX」とマイルド(Mild)の頭文字が入っているのに対し、ストロング(Strong)の頭文字が入っている。
気になる燃費は32.0Km/Lとこのクラス(と言っても他には先日発売になったトヨタの「ルーミー」「タンク」、ダイハツの「トール」、スバルの「ジャスティ」しかなく、しかもこの4車は外観だけ異なる兄弟車)ではトップで、マイルドハイブリッド仕様の27.8Km/L(「ハイブリッドMZ」2WD)より15%のアップとなっている。
「ソリオ」は発売当初から気になっていた車で、ストロングハイブリッドの噂も以前からあり楽しみにしていた。
ちょっと残念なのはこのストロングハイブリッド仕様には4WDが設定されていないこと。
それがあれば北海道では売れる車種になると思うんだけどなぁ。

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