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マツダ「CX-3」の価格

マツダのCX-3は昨年フルモデルチェンジした同社の「デミオ」とプラットホームを共有した小型のSUV(というかクロスオーバー?)。
プラットホームが共通なのでホイールベースはデミオと同じ2570mmだが、全長は215mmも長い4275mmで全幅も70mm広い1765mmと拡大されている。
車体が大きくなった分重くなり、最上級グレードである「1.5 XD ツーリング Lパッケージ(4WD)」同士で比較すると110Kgほど重量が増えている。
パワートレインはSKYACTIV-D(1.5Lディーゼルターボ)一本で、基本的にはデミオのディーゼルと同じだが、チューニングが異なり最大トルクが2Kgmほど増やされている。
これは増大した車両重量に対応するためだろう。
デミオと大きく違うのはなんといってもその価格。
例に挙げた「1.5 XD ツーリング Lパッケージ(4WD)」同士の比較ではデミオが2,192,000円なのに対して、CX-3の価格はちょっとビックリ300万円オーバーの3,024,000円となっている。
その差は80万円以上となるわけで、これはちょっと高過ぎないかなぁ?
最も安いグレードでも4WDになると2,592,000円もするから、やっぱり高い価格設定だと思うなー。
同じクラスのライバルとなるホンダの「ヴェゼル」だって最上級グレードの「1.5 ハイブリッド X Lパッケージ 4WD」で2,756,571円なので、装備差を無視しての単純な価格差でおよそ26万円もあることになる。
クリーンディーゼル補助金が数万円程度出るとは言え、やはり価格差は大きいと思わざるを得ない。
マツダとしてはそれでも売れるという自信があるんだろうし、事実コンパクトカーであるデミオがガソリンエンジンよりも高い価格を付けているディーゼルのほうが売れている。
でもこの価格帯って下手すりゃ輸入車並みってところだと思うよ。

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ホンダの「1300クーペ」

札幌市内で珍しい車が車載車で運ばれているのを見かけた。
その車とはホンダの「1300クーペ」で、残念ながら「クーペ7」と「クーペ9」のどちらかの判別は出来なかった。
この車は1970年の発売(4ドアは前年の1969年発売)で、当時はF1に参戦していながらも二輪車と軽自動車がメインだったホンダが小型車に初めて本格的に取り組んだ車と言われている(スポーツタイプとしては1963年発売の「S500」やその後継の「S600」「S800」がある)。
セダンと合わせると十万台強が製造されたということだが、エンジン等にアルミを多用した構造だったためにそれらの回収のため廃車後は解体される個体が多かったらしく現存するのは非常に少ないと言われている(中古車検索サイト”カーセンサー”では1台もヒットせず)。
そんな貴重な車がいきなり見えたのでびっくりしてしまった。
どこに運ばれるところだったのかなぁ?

その車載車の後ろをレクサスのパーツ輸送車が走っていたのがなんとなく笑えた(笑)。

「1300」の後継の「145」は昔カタログを貰ったことがあるけど、どこにしまったかなぁ?

amazonには古いプラモとかミニカーが出品されている。
バンダイ 1/20 ホンダ 1300 クーペ9 カスタム 難有り商品
B008ACGDW4
EBBRO 1/43 ホンダ1300クーペ レザートップ ゴールド/ブラック
B000SJ0RGU

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ホンダが社長交代(の予定)を発表

自動車メーカーのホンダは現在常務執行役員の八郷隆弘氏を4月に専務執行役員とし、さらに6月に代表取締役社長社長執行役員に。
現在の代表取締役社長 社長執行役員の伊東孝紳氏を取締役相談役とする人事を内定したと発表した。
この内定人事は、6月開催予定の定時株主総会終了後の取締役会にて正式に決定する予定とのこと。

現社長の伊東孝紳は2009年6月に就任したので丸6年での交代となり、その間にF1への復帰参戦やホンダジェットの初飛行、水素を動力源とするFCVの実用化等に向けて指揮を取って来た。
一昨年フルモデルチェンジした「フィット」のハイブリッドではi-DCDに端を発する度重なるリコールでミソを付けた形になったが、それでも軽自動車Nシリーズの開発・発売でシェアを伸ばしたこととか、この6年間の功績は大きいと思う。

一方新社長になる八郷隆弘氏は伊東現社長の就任時と同じ年齢が55才でホンダの伝統ともいえる若い社長となる。
こちらもホンダ伝統となる開発畑出身の社長となるわけで、初代USオデッセイや2代目のCR-Vの開発責任者(USオデッセイは代行)を歴任。

社長が若いのはホンダの伝統だけど、これは創立者の本田宗一郎氏の持論が元になっている。
社長交代でホンダがどのような方向に向かうか興味深い。

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いや、確かに”クラス初”に違いは無いけどさぁ、、、

スズキの「エヴリィワゴン」のウリの一つに「クラス初の衝突被害軽減ブレーキ」というのがある。
まぁ確かに”クラス初”なんだけど、このクラス(軽キャブワゴンクラス)に属する他社の車と言うと、ダイハツの「アトレーワゴン」とホンダの「バモス(バモスホビオを含む)」くらいしか存在しない。
その他の車種は全てエヴリィワゴンかアトレーワゴンのOEMなので、実質的にこの3車種しかないことになる。
その中で”クラス初”と言われてもなぁ、、、
しかもホンダの「バモス」なんてのは発売が1999年と15年以上も前の車だし、「アトレーワゴン」だって現行は2005年発売でもうすぐ10年選手だ。
こんな古いモデルの中ではモデルチェンジしたばかりの車が優位なのは当たり前。
まぁたしかに安全装備はあったほうが良いんだけど、声高に”クラス初”と言うのもちょっと・・・と思うよ。
あ、別に「エヴリィワゴン」が良くない車だと言うわけではなく、個人的には良い車だと思っているけど、謳い文句がちょっと「?」だと言うだけの話。

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トヨタが「オーリス」に1.2Lターボを搭載?

トヨタがこの4月に「オーリス」をビッグマイナーチェンジし、新たに1.2Lのターボエンジン(8NR-FTS)を搭載したグレードを追加すると言う。
「オーリス」というと初代モデルが2006年10月にデビューし、2012年8月には現行の2代目にフルモデルチェンジをしている。
サイズ的にはCセグメントに入る車で、ヨーロッパでのライバルはVWゴルフになる。
国内でもライバルは同じくゴルフになるが、はっきり言ってゴルフより遥かに売れていないのが現状だ。
昨年12月の販売台数は僅か487台で、2014年の一年間トータルでも8,838台。
対するゴルフは昨年一年で31,410台とオーリスの4倍近くを売っている。
ゴルフにあってオーリスに無かったのが所謂「ダウンサイジングターボ」なのだが、今回トヨタは新たにそのターボエンジンを開発し搭載してくると言うのだ。
現行モデルのエンジンは1.5Lの「1NZ-FE」と1.8Lの「2ZR-FAE」の2本立てで、これに先に書いた1.2Lターボの「8NR-FTS」が加わると言うことだ。
この「8NR-FTS」のパフォーマンスは、116ps/18.9kgmとゴルフ1.2L TSIの105ps/17.8kgmを上回っており、動力性能では負けていない(ミッションはDCTではなくCVTになる)。
トヨタとしてはレクサスのNX200tに続く2番目のダウンサイジングターボを国内に投入して販売の梃入れを図るつもりだろうし、もちろん折角の新開発エンジンを一車種に載せるだけではないだろうから、今後1.5Lから1.8Lクラスのエンジンに換えて搭載車種を増やすことが考えられる。
またヴィッツのRS辺りに搭載したらボーイズレーサーに仕立て上げることも出来るんじゃないかな?

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もうすぐ「シビックTYPE-R」がワールドプレミア!

そういえば今日から「ジュネーブモーターショー2015」が始まるんだった。
現地ではもうすぐ開幕の筈で、このショーでホンダが新型の「シビックTYPE-R」を発表する予定。
ニュルブルクリンクで市販FF車最速ラップを目指して開発されたTYPE-Rがどうなったか気になるところ。
他にもいろいろな展示があるだろうけど、まずはこのTYPE-Rだな。

※「ジュネーブモーターショー2015」の開催は3/3からでした。

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年収300万円でフェラーリ?

昨夜のダウンタウンの番組で「アパートに住んでいるフェラーリオーナーはいない」という”説”が検証されていた。
そのタイトルを聞いた途端私は「そんなわけ無いだろ」とツッコミを入れてしまった。
それは実際に以前アパート住まいのF355オーナーを知っていたからなんだけど。

番組では都内でも高級車が多く通ると思われる六本木でフェラーリを見かけるとそのオーナーさんに「お住まいは一戸建てですか?」と質問し、OAされた中では全ての人が一戸建てに住んでいるという答えだった。
そこでフェラーリやランボルギーニ等のスーパーカーが沢山集まるミーティングの会場でも同じようにオーナーさんを捕まえては同じ質問をしていたが、全員判で押したように戸建住まいの人ばかり。
職業も会社経営(年収2億円、458スパイダーの新車を1200-1300万ほどかけてカスタム)とか投資家(年収2000万円、458スパイダーをキャッシュで購入)とかが多かったけど、中にはトラックの運転手さん(F355の中古)もいたのは救いかな?
ここまでは戸建住まいの人ばかりでアパートどころかマンション住まいの人も皆無。
さらに番組スタッフはフェラーリの販売店から情報を得たところ、大阪にそれらしいフェラーリオーナーがいるということで、実際に取材に行くとF355の中古を800万円ほどで買ったという人がいた。
その人の年収は300万円ほどでアパート住まい、355は10年ローンを組んで購入したとのこと。
月々のローンは3万円ほどでその他毎月掛かるのはガソリン代2万円、駐車場1.5万円の計6.5万円だそうで、住んでいるアパートの家賃の4万円を超えている。
この他にも自動車税が年額で5.8万円(3L超3.5L未満)かかるし、保険だって結構高いと思う。
ここまでして乗るなんて本当にフェラーリが好きなんだろうなぁ、こち亀でフェラーリテスタロッサに住んでいる人が出てきた(「我が夢フェラーリの巻」)ことがあるけど、もしかしたらその人に近いものがあるかも?
こちら葛飾区亀有公園前派出所 (第52巻) (ジャンプ・コミックス)
秋本 治
4088520947

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ネッツ店の反抗か?

トヨタの自動車販売店は4系列に分かれている(ネッツ店、カローラ店、トヨタ店、トヨペット店)。
そしてメーカーであるトヨタの直営店舗はほぼ存在せず、別法人がトヨタと契約して販売権を得て営業している(トヨタに限った話では無いが)。
少し前の話になるが、この4系列のうちネッツ店の連合がトヨタに対して
「アクアの販売権を返上するからヴィッツのハイブリッドを出して欲しい」
と要望したらしい。
「アクア」はヴィッツをベースに作られたハイブリッド車なので、見た目はヴィッツとは異なるがハイブリッドコンパクトカーで、(価格を除けば)ヴィッツのハイブリッドバージョンと言えなくもない。
だが販売は4系列全てで行われており、ネッツ店の専売モデルではない。
トヨタで最も台数が売れている車なのはこの辺にも理由がある。
どのお店でも買えるということは、別にネッツ店に行かなくても買えるということ。
なのでネッツ店としては専売のモデルで、しかも競争力のあるハイブリッド車が欲しいということだ。
元々ホンダのコンパクトカー(フィット等)の販売網に対抗するために作られたのがネッツ店なのだから、現在販売している車も併売しているモデルを除くと「ヴィッツ」をはじめとする小さめの(安めの)車が多く、利幅の大きいのは「ヴェルファイア」くらいしかない。
ここに「ヴィッツハイブリッド」が出れば売れるのは間違いないので、そんな車を扱わせて欲しいということになると思われる。
さすがに他の系列で「アクア」を売るのをやめて欲しいとは言えないだろう。

が、現在トヨタでは販売系列の再編成を目論んでいるようで、今回の要望は系列の再編成に対する反対意見という意味合いもある。
系列を組むと言うのは悪いとは言わないが、トヨタほど大きな販売網となるといろいろしがらみがあるということだ。

購入する側の意見としてはどの店舗でも扱い車種が同じ方が選びやすくて良いと思うんだけどねー。
でもそうなると現在の店舗展開では店舗間での販売合戦が起きて、体力の無い(値引き額の小さい)店舗は淘汰されて行くことが予想される。
メーカーとしてはどの販売店も切り捨てるわけには行かないだろうから、万が一つぶれそうになった販売会社があると救済することになり、余分な経費がかかることになる。
そんなことはしたくないから系列を無くすことはしないんだろうなぁ。

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日産がル・マン参戦用マシンを発表した

日産が今年のル・マンをはじめとするWECのLMP1クラスに参戦させる新マシン「ニッサンGT-R LMニスモ」を発表した。
車名だけは以前発表していたが、今回アメフトの「スーパーボウル」のCM等で外観や仕様を公開した。
特徴的なのは駆動方式がFFだということ。
FF、つまりFront engine Front Driveということで、エンジンが他のマシンと違ってフロントに搭載され、駆動輪も通常のレーシングマシンと違って前輪という異色のレイアウトとなっている(過去にFFのレーシングマシンが無かったわけでは無い)。
FFレイアウトの場合は加速時も減速時も前輪に負担がかかることになるので、タイヤマネージメントが難しくなると思われるが、反面後輪の負荷は小さいのでレース中に交換するのはフロントだけで済むかもしれないというメリットはある(タイヤサイズもリアのほうが小さい)。
前後の重量バランスも気になるところだが、写真で見るとエンジンはフロントアクスル後方に搭載される所謂”フロントミッドシップ”のようにも見え、もしそうならば心配するほどフロントヘビーにはならないか。
もしかするとエンジンは市販のFF車のような横置きではなく、以前ホンダが「インスパイア」「ビガー」でやっていたような縦置きで(というかそのほうが可能性が高いと思う)、ミッドシップレイアウトを前後反対にしたのかも。

それにしても”GT-R”の名を冠しておきながらFFとはねぇ、、、かなり意外だったな(FRならスーパーGTで走らせている)。

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トヨタの「アイシス」はやはり消えてしまうのだろうか

トヨタのアイシスに関して「モデルチェンジ無しで終わりか?」と以前の記事「トヨタの「アイシス」もモデルチェンジなしで終わりか?」で書いたところ、ここ1カ月以上その記事へのアクセスが多く、当ブログでの一番日記の記事となっている。
その記事でも書いたが現在国産車で乗用タイプのミニバン(全高が1700mm未満程度)はプレマシー、ラフェスタハイウェイスター(プレマシーのOEM)、エクシーガをはじめとして9車種しかない。
その中の一つがこの「アイシス」と言うわけだが、発売から10年以上も経過しても一度もフルモデルチェンジしていないのは国産車の中でも珍しい。
そのため「アイシス」のモデルチェンジに関心を持つ人が検索して読みに来てくれているのかも?

昨年10月に書いた「「アクア」ベースのミニバンは「シエンタ」後継となる?「アイシス」「ウィッシュ」も統合?」にもあるように1サイズも2サイズも小さい「シエンタ」と統合されるというのは疑問が残る。
プラットホームを「ウィッシュ」と一部共用しているようだが、そのままではハイブリッド化とかは難しいのかな?
それにもしハイブリッド化すると「プリウスα」のユーザーを食ってしまうことになるだろう。
やっぱりこのまま消えてしまうのだろうか?

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