久々にLBP-740を開けた

先週末に「プリンタの印刷が薄くて見えない」との連絡があり、今日になって正式に依頼が来たので早速現場に行って状況を見てきた。
先週中にFAXで送って貰った印字サンプルを見た限りでは印字の一部が抜けるようにも見えていたのだが、実際に印字されたものを見ると一部が非常に薄くなっていて見えなくなっていた。
なので原因はレーザーユニットのミラーの汚れでほぼ間違い無いと思われた。
そこで久しぶりにLBP-740のレーザーユニットの内部の清掃を行った。
最初にトナーを取り出しておき、まずはビスを4本(トナー格納部のカバーを開けたところに2本と後部カバーの中に2本)外してトップカバーを外して(その際に正面から見て左側に操作パネルからのケーブルがあるので、それのコネクタも抜いておく)、レーザーユニットに繋がるケーブル4本(内1本はフィルムケーブル)を抜き固定用の黒いビス4本を外せばレーザーユニットを取り出せる。

操作パネルのケーブル

正面向かって左手前に繋がっているこの操作パネルへのケーブルを抜く。


レーザーユニットの基盤

レーザーユニットの基盤。赤線で囲ったケーブルを抜く。


レーザーユニットへ伸びるケーブル

正面から見て左側にあるケーブルでレーザーユニットにつながっているので、赤線で囲ったコネクタを抜く。


LBP740の内部

レーザーユニットを外した状態のLBP740の内部。下が正面側。


レーザーユニットの上を横断するケーブルの片端を基盤から抜きケーブル止めからケーブルを外してから金属製の蓋を固定しているビスを外せばレーザーユニットの内部にアクセスできる。
レーザーユニット内部

レーザーユニットの蓋を外して上から見たところ。上が正面側。


レーザー発振部近くにあるシャッター(上の写真で白丸で囲った部分に入っているプラスティックの板状のパーツ)を取り出しておき、内部のミラーとレンズの表面を綺麗に拭けば清掃は終わり。
レーザーシャッター

レーザーシャッター部分。手前側に見える円筒形のものが発振機。


後は分解と反対の手順で組み立てて設置場所に戻して印字テストをしたところ綺麗に印字されるようになった。

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2 comments to this article

  1. シノザキ

    on 2019 年 9 月 26 日 at 3:56 PM -

    2019年現在、LBP-740が現役。自分でもよく使っているなと。スピードは遅いし、画像印刷は無理だが、文書くらいなら全然平気。純正トナーが無くなったのが残念ですが。
    何故か印字が薄くなり、トナー変えても薄いまま。内部が汚れてきて「サービスコール ctl sft e e」が出て、いよいよおしゃかかと。
    試しにネット検索してみたところ、当ページに到達。内部を掃除して、少し頑張ってミラーも拭いてみたら!!! 復活した。
    感謝です。

  2. tan

    on 2019 年 9 月 26 日 at 6:12 PM -

    >シノザキさん
     コメントありがとうございます。
     拙記事がお役に立ったようでなによりです。
     それにしてもLBP-740が現役ですか!大事に使われているんですね。

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