マツダがミニバン市場から撤退へ

マツダは同社のラインアップにあるミニバン「ビアンテ」「プレマシー」の生産を年内で終了するらしい。
これでマツダは国内ミニバン市場から完全に撤退することになる。
「プレマシー」は日産にOEM供給しているがこちらも廃止される。
マツダで3列シートを備える車種はこの2車種と先日発表されたばかりで11月に発売予定の「CX-8」しかない(「MPV」は既に昨年販売を終了している)ので、同社のミニバンユーザーが乗り換える対象はその「CX-8」ということになる。
マツダとしては「CX-8」に乗り換えて欲しいようだが、ミニバンユーザーは3列シートだけでなくリアのスライドドアも必要とする人種。
そのため、ヒンジドア採用のスバルの「エクシーガ」は失敗してSUVっぽくした「クロスオーバー7」に変身したが、同社の中では同じSUVで少し大きい「フォレスター」よりも売れていない。
マツダもSUVへニーズをシフトさせたいのだろうけど、下手をすると「CX-8」へ乗り換えるのは少数派ということになり兼ねないと思われる。
とはいえ、元々販売不振でモデルチェンジも出来ず(「プレマシー」は2010年から、「ビアンテ」は2008年の発売以来モデルチェンジ無し)細々と作っていたような車種だけに、既存ユーザーの数も多くなく他社の車に乗り換えられるのも許容範囲ということか?

個人的には「プレマシー」は好きな車種で、数年前には購入を検討しようとしたが燃費が悪すぎて中古でも購入対象とならなかった。
なので、最新の技術を導入して燃費が大幅に向上させた新型に切り替わって欲しいと思っていたこともある。
乗用タイプのミニバンはトヨタの「アイシス」を残すだけとなるのか・・・
あっちも発売以来モデルチェンジ無で技術的にも古く燃費も悪いけど、一定の需要はある(それでも月間200-300台程度で「プレマシー」より少ない)しトヨタは体力があるから残しておけるんだろうなぁ・・・

正直言って「プレマシー」「ビアンテ」の両車種がまだ生産販売されているということが意外だった。
以前からマツダの”ミニバン撤退”の噂は聞いていて、先述のように「MPV」の販売が終了していたので、両方とも販売が終了していると思っていたよ(汗)

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